「私、このままでいいの?」とお悩みの女性に。「フツーの主婦が、弱かった青山学院大学陸上競技部の寮母になって箱根駅伝で常連校になるまでを支えた39の言葉」原美穂。原監督とのなれ初めも必読!

評価:★★★★★

 予期せぬできごとに巻き込まれ、ふり回され、流されて、自分が思い描いていたのとはまったく違う人生を生きることになっても、そこで自分なりに、精一杯頑張っていれば楽しくもなるよ
(プロローグより引用)
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 「女性が輝ける社会」と聞くと、すぐに「女性が外で働けるようにする社会」と思いがちですよね。

 そのせいでしょうか。
 新聞などでも、専業主婦を採り上げた記事はたいてい「私、このままでいいの?」といった内容ばかり。
 
 家で子どもや夫の帰りを待ち、食事やおやつを出し、子どもの習い事の送り迎えをして・・・って、十分立派なことだと思うのですが、それだと「輝いていない」ことになってしまうのでしょうか?
 
 もし現在、「私、輝いていないかも」とお悩みなら、ぜひ本書を手に取ってみてください。



 「たとえ外に出なくても、家族を支えることは十分“輝いている”と言えることなんだ!」と必ず自信が持てますよ。
 ご主人やお子さん、あなたの何気ない言葉や笑顔から、パワーをもらっているのではありませんか?

 それだけで、あなたは箱根駅伝で優勝するチームを作り上げるのと同じぐらい、偉業を達成しているんです。

 本書を読めば、「輝いていない女性なんて、一人もいない」、さらに言えば男性も含めて「輝いていない人なんて、一人もいない」と胸を張って言い切ることができますよ。

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■「フツーの主婦が、弱かった青山学院大学陸上競技部の寮母になって箱根駅伝で常連校になるまでを支えた39の言葉」概要



 著者・原美穂さんのご主人は、あの青山学院大学陸上部監督・原晋氏。
 
 結婚当初、原監督は中国電力という超優良企業の正社員で、順風満帆な新婚生活が始まります。

 しかしある日、原氏に思いもよらぬオファーが。
 

嘱託職員として働く3年間をひとつの目安に、青山学院大学の陸上競技部を箱根駅伝に出場させてほしい。


 美穂さんは気が動転。

 今の仕事はどうするの? 転勤暮らしが落ち着いて買ったばかりの家はどうなるの? そもそも、わたしの両親が結婚を許してくれた理由のひとつは、あなたが中国電力の社員で、中国地方から外への転勤がないからだったでしょう?
 突っ込みどころ満載の夫の話に一つひとつ突っ込みながら、わたしは猛反対しました。


 3年で結果を出せなければ、路頭に迷う可能性もある“大きな賭け”。

 しかし猛反対も虚しく、夫・晋氏は青学陸上部監督に就任。
 
 さて箱根駅伝とは無縁だったチームを、どうやって出場させ、どうやって優勝常連校にしたのか。

 その影には、美穂さんの心憎いまでの気遣い・努力があったのです。

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■「フツーの主婦が、弱かった青山学院大学陸上競技部の寮母になって箱根駅伝で常連校になるまでを支えた39の言葉」感想



 本書の魅力は、一言でいうと「美談になっていない」ところです。

 美穂さんは意外とクールで、本書を読むかぎり「何くれとなく尽くす」というタイプではなさそうです。

 でもそれが却って、青学陸上部を強くしたと言えます。

 選手に先回りしてあれこれと手を焼くことは決してせず、選手のなかで「やる気」が醸成するのをじっくりと待ち、最後に選手の心に火をつける。

 その「火のつけ方」が実にうまいんです。

 まだ幼い18歳~22歳の若者たち。
 羽目をはずしたい頃でもあり、美穂さんは彼らの生活態度を見て、とうてい「箱根駅伝出場など無理」とヤキモキします。

 でもあえて口を出さず、彼らの変化を見つめていく。

 そうするうちに、選手自身が「このままでは絶対に無理だ」と気づき、自ら厳しいルールを作り、守っていきます。

 青山学院大学陸上部が強くなったきっかけは、まさにこの「気づき」といえるでしょう。

 美穂さんはこの青学陸上部の分岐点について、こう語ります。

 勝つためにはどんなことでもしたい、厳しいルールも守りたいと思った子たちは、歯を食いしばってそれを守りました。自分たちで決めたルールなのだからという思いもあったでしょう。頭ごなしにあれをしなさい、これをしなさいと言わず、彼らに任せてよかったなと思いました。


 同じように会社や家庭でも、部下や子どもにいろいろと言いたくなる場面がたくさんあると思います。でも、自分で気づかない限り、人はなかなか変わらないもの。ぐっとこらえて、見守ることが必要かもしれません。そして、気づいたかな、というときには、一気に背中を押してあげることが大切だと思います。



 こう聞くと、美穂さんはただ見守っているだけなのかな?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

 学生に目標・約束を守らせるための巧みな声かけ、スター選手を有頂天にさせない絶妙な仕組みづくり、勝敗にも関わるチームの主軸選び・・・等々、驚くほど緻密かつ大胆な気働きを、美穂さんは公開しています。

 でもこれらはすべて、家にいる女性でも実戦できることです。
 確かに、日本一のチーム作りを支えた原美穂さんの尽力・努力・人間力は並大抵のものではないかもしれません。
 一般の専業主婦と比べることではないかもしれません。

 しかし、大切な人の心をしずかに見つめ、支え、パワーを注入する。
 子どもに自覚・自治意識を促すという点では、家にいる女性も美穂さんも同じ。

 本書を読んでいると、「外で働いている=輝いている、外で働いていない=輝いていない」という図式は誠にナンセンスだと感じます。

 現在、「私、輝いていない」「外で働いているママに比べて、私は何・・・?」などと暗い気持ちになっていたら、ぜひ手に取ってみてください。
 
 自分がすでに十分輝いていることに気づき、思わず「ヨッ!」とジャンプしたくなりますよ。

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※美穂さんと原監督の「意外すぎるなれ初め」も必読!
 世の中、何があるかわかりませんね~(^^)


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お正月に箱根駅伝ビールを堪能!(と言いつつ、私はお酒が飲めないのですが)
兄がアマゾンで購入し、家族で盛り上がりました!

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アコチム

Author:アコチム
仕事・家事・育児の合間に文字を楽しむ、兼業主婦の備忘録です。
本の評価は以下のとおり(2015年10月~)
★★★★★=読むと一生幸せでいられます。
★★★★☆=読むと1年間幸せでいられます。
★★★☆☆=読むと1週間幸せでいられます。
★★☆☆☆=これ以下の本は載せません。

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