すぐにイライラしてしまう人におすすめ!「自分をごきげんにする方法」辻秀一

評価:★★★★★

女子高生がどんな態度をとろうと、あなたの心は持っていかれない。心がエスカレートしないんです。だからしまいには相手が折れる。ゆらがずの心の状態に、ゆらぐ心は絶対に勝てないからです。
(本文引用)
______________________________

 この本の魅力を一言。

「生き方、変わります」

 本書を読むと、とにかく笑顔が多くなります。
 そして、イライラが劇的に減ります。
 たとえイライラしても、自分でコントロールして心を落ち着かせ、結果、「ちょっとどうかしてるんじゃないか」と思うほど他人に優しくなれます。

 もともとイラチな、この私。
 ものすごくどうでもいいことでイライラし、子どもに八つ当たりしたり勝手に不機嫌になったりする自分が嫌で嫌で仕方がなくて、本書を手に取ったのですが・・・。

 ここまで即効性があるとは思いませんでした。




 今でももちろん、ふとイライラすることがあります。

b889b2cd5b411eb4a2ccdef26a48c971_s.jpg


 でも、以前とは比べ物にならないぐらい早く、自分の心を立て直すことができるようになりました。
 家族にも優しくできるようになりました。

 こう書くと、何だかスピリチュアルな世界のように聞こえるかもしれませんが、そんなおおげさなものではありません。

 「あ~、これイライラする」「イヤだなあ」と思っていたことは、自分が勝手に意味づけをしていたこと。

 それに気づいただけなんです。
_______________________________

 著者の辻秀一さんはスポーツドクター。

 経済界やスポーツ界、各界の著名人のメンタルを整え、一流の人物を多数産み出しています。

 たとえばジャパネットたかた代表取締役高田明さん。

 高田さんは

「ビジネスマンにもメンタル・トレーニングは必要だ」

と考え、辻さんにトレーニングを依頼。

 その後、辻さんはメンタル・トレーニングの講師として高田さんをサポートしつづけます。

 他にも、どうしても本番で緊張してしまうピアニスト等をサポート。

 辻さんのアドバイスにより、舞台で最高のパフォーマンスを見せられるようになります。

 その秘密は、「気づき」です。

 たとえば「今日は雨が降っている。嫌だなあ」と感じる。
 「あの人があんなことをしている。却って手間がかかるのに・・・」とイライラする。

 これって、自分が勝手に「意味づけ」をしているだけなんです。

 雨はわざわざ人を嫌がらせるために降っているわけではありませんし、「あの人」の「あんなこと」は、別に私をいら立たせるためにしているわけではありません。

 「いやだなあ」と感じるのは、自分が勝手に意味づけをしているだけなんです。

 それにハッと気づくと、不思議なほど心が落ち着きます。

 「何で私、勝手にイライラしてるんだろう。嫌な雨なんてないのに。あの人は嫌なことをしているわけではないのに」

 と、イライラしている自分が一気に馬鹿馬鹿しく思え、ごきげんな気持ちになります。

 そんな「意味づけ」に気づき、人間関係を好転させた例を本書では紹介。

 なかでも印象的なのは、「いやみな姑との関係を良好にした女性」の話です。

5737c9f3e0b9b4e6b0901ad1cdcb3eb4_s.jpg


 女性は姑がいやみばっかり言ってくると思い、辻さんに相談。
 「お義母さんがいやみを言わなくなる方法はありませんか?」と訴えてきます。

 姑との別居なども考えましたが、それにはお金もエネルギーも膨大にかかります。

 そこでひとまず、経費ゼロ円の「ごきげん道」を試すことにしました。

 すると女性は、姑への見方が代わり、心が落ち着くように。 

「先日、お姑さんに、『電球を買ってきて』と言われたとき、いつものようにイライラしてしまったんです。私を忙しくさせようとして、お姑さんが意地悪を言っているんだと思ってしまいました。それでつい、『今忙しいんです!』と言い返してしまいました。でも、お姑さんが意地悪を言っているというのは自分の意味づけだと気づきました。ほんとうはただ電球が必要なだけなんです」

 

「私、ほんとうはお姑さんと仲よくしたいと思っていたんです。でも自分は嫌われていると思っていたから寂しかったんです。ある日、冷蔵庫を開けて気づいたんです。お姑さんはよくお菓子を買ってくるのですが、いつも2個あって・・・・・・主人は甘い物が嫌いだから、たぶん私の分だったんです」

 この事例、「そういえば私も」と思い当たる方は多いのではないでしょうか。

 実は私も以前、似たようなことがありました。

 知り合いが私の近くを歩いた時、憮然とした表情でいたので「私の事を嫌いなんだ」と思い、落ち込みました。

 でもその後、気づいたんです。

 その人はいつも憮然とした表情で歩いていること。
 そして、たまたまその人も交えて話す機会があったのですが、非常にサバサバした方で、誰に対しても余計な愛想笑いや追従をしない人だということがわかったのです。

 そう、私はただ「憮然とした表情で歩いている」という行動に対し、「自分は嫌われている」という意味づけを勝手にしていただけなんです。

 この「自分勝手なネガティブな意味づけ」に気づくと、視界が一度に開け、本当に心が晴れやかになります。

 でもなかには、「そんなお人よしだと、本当に嫌な人のターゲットになるのでは」と思う人もいるかもしれませんね。

 辻先生は、その危険性も考えてアフターケアも欠かしません。

 攻撃してくる人というのは、すぐに心がゆらいでしまう人。

 心がゆらぐ人は、自分の行動によってゆらぐ人をねらいます。

 つまり、心がゆらがない人はねらわない。
 ゆらぐ心は、ゆらがない心には勝てないんです。

 もし現在、誰かに何かにビクビクしていたり、心を惑わされていたりしたら、思い切って気持ちをリセットし、「これは私が意味づけをしてるだけなんだ」と思ってみましょう。

2f0ee47d62d26160063dd297fb33dcda_s.jpg


 そして、まっさらな気持ちでとにかく今を生きる。

 そうすることで心がドッカと自分という大地に根をおろし、イライラが減り、毎日が楽しく感じられるようになります。

 これ、私は現在1週間試していますが、ものすごく効果があります。
 子どもを怒ることも激減しましたし、仕事もプライベートもメチャクチャ楽しく感じられるようになりました。

 もうね、脳からおかしい物質が出てるんじゃないかと思うぐらい(何も飲んでませんよ、念のため)。

 この「ごきげん道」の即効性に、ただただ驚くばかりです。

 もし、毎日何かにイライラしたり怒りをぶつけたり、気分が落ち込んだりしていたら、ぜひ手に取ってほしい一冊。

 ほんの1センチぐらい考え方をずらすだけで、人生が「怒・哀」から「喜・楽」にグーーーーンと何万キロも変わりますよ。

詳細情報・ご購入はこちら↓
関連記事
プロフィール

アコチム

Author:アコチム
仕事・家事・育児の合間に文字を楽しむ、兼業主婦の備忘録です。
本の評価は以下のとおり(2015年10月~)
★★★★★=読むと一生幸せでいられます。
★★★★☆=読むと1年間幸せでいられます。
★★★☆☆=読むと1週間幸せでいられます。
★★☆☆☆=これ以下の本は載せません。

最新記事
シンプルアーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
QRコード
QR

書評・レビュー ブログランキングへ
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村
カテゴリ
広告
記事更新情報
リンク
広告