ドラマスタート!湊かなえ「リバース」。原作の結末と真犯人は?

評価:★★★★☆

 コーヒーを淹れる。自分にできる精一杯のこと。
 後悔という闇の中に、たった一筋差し込む光--。

(本文引用)
______________________________

 湊かなえの「リバース」が、いよいよTBSでドラマ化されます。

 「最後の1行に驚愕!」という噂は聞いていたのですが、そこまで待たなくても大丈夫。
 その何行か前で「ええっ? もしかするとこれは・・・!?」と驚愕することができました。

 しかも、その「驚愕」は二段階構造。

 人間は、知らず知らずのうちに取り返しのつかない罪を犯してしまうものなんですね。
 時には、そんなことに思いおよばず傲慢な行動に出てしまうことも。

 ただのドッキリどんでん返しミステリーと侮るなかれ!




 実際にある迷宮入り事件も、案外こういう理由で解決できないのかも・・・なんて考えちゃいました。

 これ、ドラマの最終回の視聴率がグワッと上がりそうだなぁ。楽しみ!
______________________________

●「リバース」のあらすじ

事務機器用品の会社に勤める深瀬和久は、自他ともに認める地味な青年。
ただコーヒーを淹れるのが非常に得意なため、周囲の人に重宝がられています。

そんなおとなしい深瀬の生活が、ある一通の手紙で崩れ始めることに。

「深瀬和久は人殺しだ」

深瀬の彼女のもとに送り付けられた物騒な手紙。

実は深瀬には一件、思い当たる出来事がありました。

それは親友・広沢由樹の事故死。

深瀬はその事故を軸にして、人生のリバースを始めるのですが・・・?

d5216d13e124761ed60344c51eedd23f_s.jpg

_____________________________

 湊かなえさんの小説なので、きっとあちこちに伏線があるんだろうなぁと慎重に慎重に読み進めました。

 でも真相を知り、「そこだったのか!」とビックリ。

 結構大きな伏線だったのに、小さいところばかり気にしていたのがいけなかったようです。
 読まれる際には、「やや大きめの出来事」に注目してみてください。あまり言葉尻や、登場人物たちの「言いかけた言葉」などにとらわれないようにするのがポイントです。

 それにしてもこの小説は、表紙が良いですね。

 単行本と文庫両方出ていますが、私は単行本の表紙のほうが好きです。

 「何でこんな表紙なのかな?」と疑問に思っていたのですが、読み終えてから「なるほどね~、これはうまい!」と。

 原作をお読みになる際も、ドラマをご覧になる際も、この表紙を念頭に置いて味わってみてください。

 結末を知った瞬間に、その理由がわかりますよ。

詳細情報・ご購入はこちら↓
関連記事

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

「リバース」湊かなえ

深瀬和久は、事務機会社に勤めるしがないサラリーマン。今までの人生でも、取り立てて目立つこともなく、平凡を絵に描いたような男だ。趣味と呼べるようなことはそう多くはなく、敢えていうのであればコーヒーを飲むこと。そんな深瀬が、今、唯一落ち着ける場所がある。それは〈クローバー・コーヒー〉というコーヒー豆専門店だ。豆を売っている横で、実際にコーヒーを飲むことも出来る。深瀬は毎日のようにここに来ている。...
プロフィール

アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

最新記事
シンプルアーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
QRコード
QR

書評・レビュー ブログランキングへ
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村
カテゴリ
広告
記事更新情報
リンク
広告