外資系企業がほしがる脳ミソ キラン・スリニヴァス

 ポールは1980年には20歳だったが、1985年には15歳だった。こんなことがあり得るだろうか?
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 私のストレス解消法は、骨のあるクイズ本を読むことだ。
 そのなかでも気に入っているのが、この「外資系企業がほしがる脳ミソ」

 本書には、このタイトル通り外資系企業の採用試験で出題された問題が多数紹介されている。
 その業種は投資銀行やIT企業、コンサルティング・ファーム等多岐に渡るが、それら超一流企業が求めているのは、何と言っても"think outside the box" 「既成概念にとらわれず、独創的な発想をする」ということだ。

 本書に出題されている問題を、考えて考えて考え抜くことで、きっとその能力が鍛えられることだろう。


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 出題される問題は、数学的・論理的思考を問うものが多い。「数学を通して論理的思考を見る問題」といった方が良いだろうか。
 ひたすら計算すればよいというわけではない。
 いかに発想を転換させ、最短距離で、エレガントに正解を導き出していくかが問われているのだ。

 たとえば、こちらの問題などが良い例だ。
 

1m四方の立方体1,000個で構成されている、下図のような10m四方の巨大な立方体がある。このとき、巨大な立方体の表面上に見えている、1m四方の立方体の数は、何個になるか?


RIPPOUTAI1.jpg

※本書をもとに作成。


 解答・解説によると「600個」と答える人が非常に多いとのことだが、個人的にはさすがにそこまで単純な人はあまりいないのではないか、と思う。
 かといって、咄嗟に正解を求められると「う~~ん・・・」となってしまうので偉そうなことは言えないのだが。
 
 しかし、実はこの問題、あきれるほど簡単に解けてしまう。
 ポイントは、「外」ではなく「中」に目を向けること。その点で、この問題はthink outside the boxを地で行くものといえるだろう。

 では、こんな問題ならどうか。

 「昨日、東京から群馬まで時速30kmでドライブをした。今日、あなたは群馬から東京まで昨日と同じ道を通って帰る予定である。
 そこであなたは、往復の平均時速が60kmになるようにしたいと思っている。
 往復の平均時速を60kmにするためには、帰りは時速何kmで運転すればよいか。」

(※本書をもとに改題)

 これは、すぐに答えを出さないほうが良い。エレガントに・・・論理的に・・・などと余計なことを考えると足をすくわれるかもしれない。そこで見えてくる意外な事実には驚愕することだろう。

 かと思えば、こんな問題も。

日本には「嘘つきは泥棒の始まり」という言葉があるが、嘘つきの始まりであり、泥棒の終わりでもあるものは何か?



 頭のいろいろな部分が刺激される問題の波に、ぜひ身をゆだねてみてほしい。
 陸に上がった頃には、頭が相当ブラッシュアップされているはずだ。

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Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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