人間関係をしなやかにする たったひとつのルール ~はじめての選択理論~ 渡辺奈都子

10代の頃、ラジオの深夜番組にハガキを書いて、自分のリクエストがボツになっても「ま、仕方ないよね」という感じでいましたが、この感覚が大事なわけです。
(本文引用)
________________________________

 どこにでも、「非常に感じの良い人」というのがいる。
 格別存在感があるというわけでもなく、いわゆる「人気者」というほどでもないのだが、その人が来ると、みんな心のどこかで「あ、嬉しいな」と感じてしまう。そういう人というのが、どの組織にも1人や2人いるはずだ。

 では、そんな人の共通点とは何だろうか。顔つき?話し方?たたずまい?・・・私は常々そのことを考えていたのだが、この本に答えがあった。

 彼らは、「選択理論アイランド」の住人だったのだ。
____________________________

 本書で言う「人間関係をしなやかにするルール」とは、「コントロールするのは相手ではなく自分」ということだ。


 相手をコントロールしようとすると、間違いなく人間関係は破壊に向かう。相手を責め、批判し、罰を与え、褒美で釣る。
 そのような「外的コントロール」の背後に潜むのは、

「私は正しい、相手は間違っている」

という認識。
 その思いが「相手をコントロールしよう」という欲望に変わり、それがうまくいかないと、相手を激しく責めるというかたちで爆発してしまうのだ。
 また、このような認識を持っていると、仮にその瞬間は相手をコントロールできたとしても、人間関係は壊れてしまう。コントロールできてもできなくても、良い結果は決して得られないのである。

 その対極にあるのが、「相手ではなく自分をコントロール」する「選択理論」的生き方。
 この理論は「すべての行動には目的があって、その行動はその人自身が選択している」とするもので、何と「怒り」や「落ち込み」もその人自身が選択していると主張する。

 そしてその理論に基づくと、結局「コントロールできるのは、相手ではなく自分しかいない」ことに気づき、感情を相手に一方的に爆発させることがなくなっていくのである。

 ここで、ハタと気づいた。
 
 前述の「感じの良い人」というのは、総じて「負の感情」を表に出さず、いつも機嫌がよさそうである。そしてそういう人というのは、優しい見た目とは裏腹に「強い人」だ。
 自分の行動や考え方に責任を持っており、ゆえに、相手に「こうしてくれればよかったのに!」といった不満をほとんどもたない。
 そういう人は、依存することも疎遠にすることもせず、適切な人間関係を保てる。よって、相手は安心して交流をもつことができるのである。

 もし身近に、場を和ませる人がいたら、本書を読みながらその人を観察してみてほしい。おそらく、かなり当てはまるはずだ。
 実は私はずっと、そんな「感じの良い人」に憧れつづけている。こういう人になりたいと、何十年も思い続けている。

 本書に出会い、やっとその夢に一歩近づけたようだ。

詳細情報・ご購入はこちら↓

関連記事
プロフィール

アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

最新記事
シンプルアーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
QRコード
QR

書評・レビュー ブログランキングへ
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村
カテゴリ
広告
記事更新情報
リンク
広告