2014年の、面白かった本ランキング

 あけましておめでとうございます

 年が明けてから、こんな記事もどうかとは思うのですが・・・とりあえず昨年読んだ本の「面白かった」ランキングをつけてみました。
 なお、2014年に刊行されたものに限らせていただきます。
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●小説部門

第1位 後妻業  黒川博行
 書店で表紙の迫力に圧倒され、即購入。その勘は見事に当たり、あまりの面白さに一気に読んだ。
 タイトル通り「高齢者の後妻におさまることで財産を奪うことを仕事とする者」の話なのだが、まさかこの本を読んだ数か月後に“本物”が登場するとは・・・。「世の中は広いものだ」と、変に感心してしまった。


第2位 ナオミとカナコ  奥田英朗
 「奥田作品にハズレなし!」の法則を、さらに揺るぎないものにした大傑作。完全犯罪って難しいものなのねん。


第3位 サラバ!  西加奈子
 上下巻計800頁の大作だが、全く長さを感じることなく酔いしれるように読んだ。最後の最後で見えてきた、この小説の本当の姿には思わず膝を叩いた。こういうの大好き。


第4位 透明な迷宮  平野啓一郎
 人には様々な姿があり、誰もそれを全て知ることなどできない。しかしそれはもしかすると、とても幸せなことなのかもしれない。そんなことに気づかされた。


第5位 そして、星の輝く夜がくる  真山仁
 昨年は、「人助けとは何か」について考えることが多かったのだが、この小説はそのヒントを与えてくれた。ぜひドラマ化してほしい作品。


第6位 キャプテンサンダーボルト  阿部和重・伊坂幸太郎
 エンタテインメント小説、ここに極まれり!ストーリーにドキドキしながら、「子どもの頃に好きだったものって、一生忘れられないものなんだな・・・」と感慨に浸ってしまった。


第7位 満願  米澤穂信
 久しぶりに「ミステリーって面白い!!」と驚嘆した作品。それも短編集であるため、その喜びをドッカンドッカンと何発も味わうことができた。大感謝。


第8位 銀翼のイカロス  池井戸潤
 おなじみ半沢直樹シリーズ。今回は頭取が魅せてくれます。ぜひ木村佳乃さん主演あたりでドラマ化していただきたい。


第9位 川あかり  葉室麟
 三谷幸喜さんの演出で舞台化(あるいは映画化)しれくれないかなぁ。一見悪者に見える人たちが、1人の善人のために力を合わせる・・・こういう物語って、もう単純に“好き”!


第10位 クラスメイツ  森絵都
 クラスメート1人1人が、各1章ずつ主役となる連作短編集。大人にはわからない、子どもたちのプライドや苦しみがビシビシ伝わってきた。愛すべき一冊。


●ノンフィクション部門

第1位 青い光に魅せられて  赤﨑勇
 ノーベル賞受賞者・赤﨑勇教授による、青色LED開発物語。物理がわからなくても感動できる。どんなに周囲に認められなくても、焦らず腐らず自分の道を信じて歩くことが、どれほど素晴らしいかがよくわかる。


第2位 未来のだるまちゃんへ  かこさとし
 半生記を読み、これほど泣いたことはない。名作絵本の裏に、これほどの思いが込められていたとは・・・。「戦争は絶対にしてはいけない」と、思わずにはいられなくなるエッセイ。


第3位 光とは何か  江馬一弘
 とにかくわかりやすい。この本のおかげで、私も子供も俄然「光」に対する興味がわいた。こういう本が、子どもたちに科学の面白さを伝えてくれるのだな、と感動した。


第4位 ヒトラー演説  高田博行
 著者の執念がすごい。ヒトラーはどんな言葉を多用し、そしてその言葉をどのように発音していたかをとことん追究。それを通して、人々を熱狂させる演説のメカニズムにズイズイ迫る。読み応えたっぷり。


第5位 ハンナ・アーレント  矢野久美子
 全体主義というものの恐ろしさを、多角的に分析した一冊。「ヒトラー演説」と併せて読むと、なお面白いかも。


第6位 小学4年生の世界平和  ジョン・ハンター
 こんな授業を受けてみたい。子どもたちの力に感動。


第7位 賢く生きるより辛抱強いバカになれ  稲盛和夫・山中伸弥
 山中伸弥教授の、管理者としての心遣いに涙が出た。優れた科学者は、人としても一流なのだと感服した。


第8位 紙つなげ!彼らが本の紙を造っている  佐々涼子
 「東日本大震災」という災害が、いかに強大で凄惨なものだったかがわかる。


第9位 イベリコ豚を買いに  野地秩嘉
 これを読み、お歳暮はイベリコ豚にした。


第10位 宇宙に挑むJAXAの仕事術  宇宙航空研究開発機構
 「心から信頼できる人と一緒に仕事をする」ということが、仕事の質を上げるということがよーくわかる。
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 読んでいる本が面白いと、毎日が楽しいですよね。
 今年もじゃんじゃん本を読み、心弾む日々を送りたいと思います。
 そして、そんな幸せをくれた本を、一冊でも多く皆様に紹介していく所存です。

 というわけで、本年もよろしくお願い申し上げます。
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アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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