「とてつもない数学」感想。あなたが「かっこいい」と思ってる物は、全て「数学」が支えてる!

美を追求しようとすることと、真実を明らかにしようとすることは、きっとよく似ているのだと思う。
(本文引用)
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 「ちょっ・・・あんたこれ、とてつもない数学って言うけど、とてつもないのはこの本だよ!

 私は読みながら、ちびまる子ちゃんのように本書にツッコミを入れてしまった。
 
 永野裕之さんの本は「東大教授の父が教えてくれた頭がよくなる勉強法」が、これまたとてつもなく面白く、とてつもなく役に立った。
 (子どもの勉強法に悩んでいる方は、本当に必読!)

 よって「きっとこの本もとてつもないんだろうなぁ~」と、ワクワクして飛び出しそうになる心臓を手で押さえながら、ページを開いた。

 結果、「期待通り」、いや、「期待以上」

 私は「数学って面白いよ~」と言ってくれる本が好きで、結構読んでるつもりなのだが、本書は頭一つ、二つ、いや三馬身ぐらい抜けている。


 本書で繰り出される「数のマジック」に夢中になり、読んだ翌朝、夫にまで披露(※私は読んでる本が面白いと、人に話さずにいられない質なのだ)

 「突然だけど、××市の中に、髪の毛が全く同じ本数の人って、複数いると思う?」
 「3桁の数字を2回繰り返した、6桁の数字を作ってみて。そうそう、それを7で割って余った数の分だけ、1万円あげるって言ったらどうする?」


 子供をはさんで朝食をとりながら、夫に出題。
 答を言ったところ・・・「なーるほどー!!!」と目をピカーッと光らせて喜んでくれた(※夫はとても聞き上手です)

 「子どもを数学好きにさせたい」「純粋に、数学・数の面白さを堪能したい」
 そんな方に、本書はホントーーーにおすすめ。

 とりあえず、あなたが住んでる自治体の人口をチェックして、本書の「黄金の扉」を開いていただきたい。
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■「とてつもない数学」内容



 本書は、「数学のとてつもない魅力」を語り語りに語りまくる本。

 ・「相撲のがっぷり四つ」や、ヘッドホンのノイズキャンセリングができるのは、「負の数」の存在あってこそ。
 ・スティーブ・ジョブズが支持されたのは、「数に強いプレゼン力」!
 ・秀吉を慌てさせた「報酬」の謎。
 ・どの数字でも、必ず答が同じになる「不思議な数式」。
 ・くめども尽きぬ素数の魅力。
 ・美しい建築物の秘密etc.

 人々を魅了する物・事には、必ず数学が隠れてる。
 
 本書では、「世の中の美」に潜む「数学の魔力」を徹底的に解明する。
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■「とてつもない数学」感想



 本書を読んだら、まず「数学なんて関係ない」「数学ができなくても構わない」なんて思えなくなる。
 
 なぜなら「世の中は、数学なしでは成り立たない」とわかるから。
 さらに言うと、世の中の“美しいこと”“面白いこと”は、数学なしでは成り立たない。

 人間が「あれ、かっこいいね」「きれいだよね」「好きだな~」と思う事象には、文字通り「計算しつくされた数字の魔力」が潜んでいるのだ。
 
 数学がいかに“美しさ”に貢献しているか。
 そんなことを、ここまで詳しく、熱く書けるのは著者ならでは。

 著者・永野裕之氏は東大理学部卒業後、ウイーンに音楽留学し指揮者になるという「異色の経歴」の持ち主。
 現在は数学塾を経営しているが、「美・芸術の世界」をも知り尽くした人物だ。

 美術・音楽・建築・エンタメ等、いわゆる“美”の世界が、いかに「数学」で支えられているか。
 
 そんな「数学のとてつもない魅力」を、高い説得力で語れるのは、“芸術に身を置いていた著者ならでは”だ。

 「数学は苦手」という人でも、「この曲、好きだな」「あの絵、素敵だな」「この前、建ったビル、かっこいいよね」と日々思ってるはず。

 少しでも何かを「美しい」「かっこいい」「好き」と思っているのなら、本書をぜひ手に取ってみてほしい。
 あなたの「美しい・かっこいい・好き」が、数学に裏付けられていることを知り、目の覚める思いがするだろう。

 そう聞くと、何やら「ずいぶん高尚な本だなぁ。堅苦しそう・・・」と思われるかもしれない。

 でも大丈夫。
 
 本書では、まず「数の楽しさを知るウォーミングアップ」からスタート。
 
 先述したように「××市内で、髪の毛の本数が全く同じ人は複数いる?」「3桁の数を2回繰り返した数を、7で割ってみて。余りの分だけ1万円あげる」等々、クイズで「数の魔力」に一気に引き込んでくれる。

 ちなみに“今年の大晦日”と“来年の元旦”は、「数学的に奇跡の年」とか。
 そんな「誰かに話したくなる豆知識」を仕入れられるのも、本書の魅力。

 そして気づけば、「数が彩る“美”の世界」にとりつかれ・・・。

 「かっこいい」「素敵」「美しい」「好き」「大人気」は、全て数学あってこそ。
 読んだ瞬間、音楽も絵も建物も、今までと違って見えてしまう。

 そんな数学の種明かしを、ついにしちゃった「とてつもない数学」。
 だから私はこう叫ぶ。
 
 「とてつもないのは数学じゃないよ。この本だよ!」

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アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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