「結婚させる家」あらすじ感想。「幸せな結婚」をする2つのコツ、読んだ人だけわかります。

 「びっくりでしたよ、僕は。そこなのかと思って。だってそうですよ。料理とか、後片付けとか、頑張ったんですよ、僕は。でもそこは全然評価されていなかったんです」
(本文引用)
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 結婚してもしなくても、どちらでもよいと思うが、「結婚したい」と思うなら本書は必読。
 
 さらに「幸せな結婚をしたい」と望むなら、読んで決して損はない。

 さらにさらに言うと「幸せな人生を送りたい」なら、得るところ大の一冊だ。

 ずっと独身、バツイチ、バツニ、死別、孫持ち・・・。
 「やっぱり一人は寂しい」と、思いはじめた中高年。

 酸いも甘いも嚙み分けた彼らが見つけた、「本当に幸せな結婚のコツ」とは?
 「自分にとって本当に大切な人」とは?

 読んだ人限定で「幸せな結婚生活・幸せな人生」を送れるコツ、わかります。

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■「結婚させる家」あらすじ



 舞台は結婚相談所。
 「40歳以上限定」で、50代以上の会員も多数。

 会員には結婚経験者も多い。

 その相談所では、ある企画が催されていた。
 企画とは、「豪邸で同居する」というもの。

 親や子ども等、近親者も同行可能。
 
 まさに家族ぐるみで「プレ夫婦生活」を送ることで、「真剣交際に進むかどうか決める」というものだ。

 その企画を先導するのは、カリスマ相談員・恭子。
 
 恭子に相談すると、トントン拍子にカップリングが進むと評判だが、実はその話には続きがあった。

 なぜか恭子が担当したカップルは、破局率高し。

 不思議に思う恭子だが、同居企画を通じて、徐々にその理由に気づいていく・・・。
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■「結婚させる家」感想



 本書は、さまざまなカップルを描く短編集。
 
 カップルの数、いえ、人の数だけ「結婚に求めるもの」が見えてきて、全く飽きさせない。

 特に面白く読んだのが、第二章。

 離婚歴がある50代男性が、元妻との間に実子がいるのに、「もう一人自分の子どもがほしい」と婚活。
 「子どもがほしい」ものだから、「子どもが産める年齢の女性がいい」と言いつづける。

 しかし実際に、プレ夫婦生活を送るのは50代女性。
 夫とは死別で、成人した娘がいて、入れ歯もしている。

 男性は納得いかない思いをしつつも、「結婚させる家」で同居をスタート。
 
 「若い女性がいい」と頑なに思いつづけていたが、次第に変化が起きてきて・・・?

 第二章のオチには、思わずニッコリ。

 「そう、かけがえのない人って、そういう人だよね! うん、そういう人と結婚するのが一番なんだよね!」と首が痛くなるほどうなずいた。
 
 当記事のタイトルで「本書を読めば、幸せな結婚する2つのコツがわかる」と書いたが、そのひとつはココ。

 「本当に自分が愛せる人」「本当に自分を愛してくれる人」とは、どんな人か。
 第二章終盤のエピソードに、「幸せな結婚の秘訣」が集約されている。

 そしてもう一つのコツは、最終章。
 裕子は誰もが振り向く美人だが、離婚歴2回。
 プレ夫婦生活を送るなか、娘が恋人に振られて大泣き。

 裕子は必死に娘を慰めるが、娘は猛反発。
 娘の言葉に、「裕子が幸せを継続できない理由」が隠されていた。

 この物語では「幸せな結婚を継続させるコツ」をズバリ指摘。
 さらに言うと、結婚に限らず「幸せな人生」を送るうえで必要なことといえる。

 「結婚させる家」というタイトルだけ読むと、「婚活中の人限定小説」に見えるかもしれないが、人生全般に“効く”、実に滋味豊かな小説だ。

 ラストはちょっと「未来をにおわせる」展開に。

 「結婚させる家」、ぜひぜひ続編を!

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プロフィール

アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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