「それ自体が奇跡」あらすじ感想。絶対ドラマ化してほしい一冊!主役はぜひアノ俳優さんで・・・。

「紙切れ一枚で、あなたのことがほかの誰よりも好きだと公的に表明する。表明してもらえる。それは、人として大きな自信になります」
(本文引用)
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 新型コロナが終息したら、ぜひドラマ化してほしい一冊。
 主役は・・・ふふふ、もち「アノ俳優さん」で!
 (というか「アノ俳優さん」をモデルにして書いたのではないかと、勝手に推察。)

 結婚3年目、今年31歳になる夫婦が、ふとしたことでギクシャク。

 「夫婦として」、そして「個人として」生きていくうえで大切なこととは何か。

 紆余曲折を経て「誰にでも起こっている奇跡」に気づくと、人生はパッと100倍明るく。
 ラストでは、思わず快哉を叫ぶ人生賛歌だ。

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■「それ自体が奇跡」あらすじ



 貢と綾は結婚3年目。
 年齢はともに、今年で31歳。
 同じ百貨店に勤めている。

 ある日、貢は綾にこう告白する。

 「サッカーをさ、やりたいんだよ」


 聞けば、近い将来Jリーグを目指すチーム。
 会社とは無関係で、試合のある日曜は仕事を休むことになるという。

 綾は貢の決断に、どうにも納得できない。
 今までもサッカーはしていたが、会社のチームだったから、まだ許せた。

 しかし会社と無関係で、しかも「土日に休めない百貨店」で「日曜休み」となると、白い目で見られるのは必須。

 何より許せないのが、そんな大切なことを「相談なしに事後報告してきたこと」だ。

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 だが、貢はもう決めてしまったという。

 そこで綾はつぶやく。
 

「わたしも好きにするから」


 そんなある日、綾が勤める紳士服売り場に一人の男性が。
 
 綾の重大ミスが判明し、運命の歯車が回り出すが・・・?
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■「それ自体が奇跡」感想



 「それ自体が奇跡」という一風変わったタイトル。
 しかし本書のタイトルは、「それ自体が奇跡」としか言いようがない。

 「そう、ホント、それ自体、奇跡だよね!」と、「自分が奇跡を起こしている事実」に気づき驚愕。
 「人生って面白いじゃん!」とにわかに楽しくなってきた。

 「自分も奇跡を起こしてる」と強烈に思ったのは、率直に「自分が既婚者だから」であろう。
 何しろ本書は「夫婦になったことの奇跡」を描いているのだから、どうしてもそう思ってしまう。

 だが本書をよくよく噛みしめると、奇跡を起こしている人は「未婚・既婚問わない」とわかってくる。

 この世に生まれ、誰かと出会い、親子でも友人でも同僚でも「この人とはまあ、何だかんだ言って離れないんだろうなぁ」と少しでも思える人がいれば、「それ自体がもう奇跡」なのだ。

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 ちなみに、ここでいう「離れない人」「奇跡の人」とは、「いつもベッタリくっついてる」という意味ではない。

 お互い離れて、自由に生きることを、何の疑問もなく許せる関係。
 でも安心して、止まり木のように戻れる関係。

 鳥と止まり木のように、「個人の自由を尊重してる」のに「いざという時には支え合う」。
 
 見知らぬ者同士が、そんな関係を持てることを、「奇跡」と呼ばずに何と呼ぶか。

 本書で「自分も奇跡を起こしている」と知れば、「自分も捨てたものではない」と自信がグングンわいてくる。
 生きることそのものが、ウンと楽しくなってくるのだ。

 ぜひドラマ化してほしい小説だが、主演はぜひアノ俳優さんで。

 ずばり・・・「竹内涼真さん」!
 貢はサッカーの技能を見込まれ、スカウトされるほどの人材。
 しかも背がスラリと高く、花形の婦人服売り場で「映える」存在。
 
 「これはもう竹内涼真さんしかいないでしょう!」と、勝手にキャスティングしながら読んでしまった。

 でも竹内涼真さんって、サッカーを優先させて仕事を休むとかしなさそう・・・(「ビジネスの掟」をしっかり守りそうなイメージ)。
 家族に事後報告という、身勝手なところもなさそう・・・。

 貢を演じるには、やや清廉潔白すぎるかも。
 (でもやっぱりドラマ化・主演してほしい!
 綾は倉科カナさんがいいなぁ。)

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アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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