「ビジネスマンのための解決力養成講座」感想。コロナで決断を迫られた時、メチャクチャ役に立った一冊。

 ひとりでも、「被害の拡大を防ぐ」ではなく、「原因を調べてみます」と答える人がいたら、アウト!(本文引用)
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 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、苦渋の決断を迫られた人、多いのではなかろうか。
 今現在、決断を迫られている真っ最中の人もいることだろう。

 私自身、あるイベント開催について、2月中旬から悩みに悩んだ。
 会費集金日が迫っていたため、何とか「その前」に決めたかった。

 結果、同実行委員の方々の知恵、洞察力、冷静な判断、勇気、行動力のおかげで迅速解決。
 集金前に「中止」を周知し、後のトラブルを避けることができた。

 さらにイベント中止の報告をした後も、周囲の方々から温かな言葉をいただいた。
 
 緊急事態のなか、全くトラブルのない「後悔0%」の解決をみることができたのだ。


 今ふりかえると、ごく限られた時間で、最良の判断ができたのは奇跡のようだが、その「奇跡」をくれたのが本書。
 経営コンサルタント・小宮一慶著「ビジネスマンのための解決力養成講座」。

 不測の事態が起きたとき、私たちはどう解決すべきか。
 見当違いの策を弄せば、火に油を注ぐ事態に。

 そんな大炎上を避けるためには、私たちはどうすべきか。

 新型コロナウイルス感染拡大で、今、「決断」を迫られている人には本気でおすすめ。

 「今まで、何を迷っていたのだろう!」と、目の覚める思いで「最良の解決」にまっすぐ進むことができるだろう。
  
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 「ビジネスマンのための解決力養成講座」では、問題解決の技術を伝授する。

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 ロジックツリーや4象限のマトリクス、PPM、レーダーチャートなど、「おなじみ」の手法を使い、解説プロセスを細かく解説する。

 ・・・と、こう聞くと、「何だか小難しくて読む気がしない」と思うだろう。

 私も本書が、ただの「問題解決ツールを解説する本」だったら読まなかったし、読みきれなかった。
 ましてや、今回の「イベント中止の決定」に、役立てることなど決してなかった。

 ではなぜ、本書ならスイスイ読めて、実際の問題解決に役立てることができたのか。

 それは「これだけは避けるべき」という「最悪の判断」を、明示してくれているからだ。

 たとえば何らかの「被害」が出た場合、まず何をすべきか。
 もし真っ先に「原因究明」と言うようなら危険信号。

 著者は
 

それは、火事で、なかで子どもが焼死しそうになっているのに、まず、出火の原因を調べてみようと言っているようなものです。


 と言う。

 まずは「直接的な被害を救う」のが、最良の問題解決。
 次に「被害の拡大を防ぐ」よう動くのが、重要なのだ。

 もちろん原因究明も大切だが、「重要度×緊急度」で秤にかけたら、まずは「被害者救済」と「被害拡大防止」が先。
 
 そのあたりを見誤ると、場合によっては対応の悪さがマスコミに行きわたり、信用度は失墜。
 被害は拡大するわ、企業は倒産するわの「踏んだり蹴ったり」状態になってしまうのだ。

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 本書では、そのような「最悪の事態」を招く「最悪の判断」をしっかり明示。
 
 つまり「これさえしなければよい」ということが、読んで一発早わかり。

 仮に「最良の判断」ができなかったとしても、「最悪の判断」だけは避けることができるのだ。
 
 世のマネジメント本で、様々な思考ツールを知っても、なかなか実行できないもの。
 図を見るだけで、「何だ、またこういう本か」と読む気が失せる人もいるだろう。

 しかし本書だけはちょっと違う。

 繰り返すようだが「これさえしなければ、最悪は避けられる」ことがすぐわかる。
 よって「とにかく今、少しでも良い判断をしたい」という場合に非常に有効なのだ。

 だから私には、この本がゾワゾワするほど役に立った。
 新型コロナウイルス感染が拡がるなか、何をするのが「最悪」なのか。
 最善はわからなくても、「どうなるのが最悪の事態」なのか。

 万が一開催して、媒介したら?
 決定を先延ばしにして、金銭トラブルが発生したら?

 本書を読み、とにかく最悪の事態を想定し、「今やるべきこと」を熟慮。
 「最悪につながる判断だけは、少しでも避けるべし」を心がけた結果、最良の結果を得られたと思っている。
 著者の小宮一慶氏には、感謝しても感謝しきれない。

 出口が見えない新型コロナウイルス感染拡大。
 今後も様々な局面で「今までにない決断・問題解決」を強いられることだろう。

 そのたびに、本書を繰り返し読みたい。
 そしてたとえ最善でなくても、最悪だけは避ける-その信念を旨に、冷静に行動していきたい。
 
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アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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