「オペレーションZ」あらすじ感想。真山仁は「アノ作家」に負けない予言者だった!?

 そして、我々は本当に後がなくなった――。(本文引用)
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 3月からドラマ放送されている「オペレーションZ」。

 半年前に読んでいたら、「こんなこと、起きるわけがない」とエンタメ気分で読んでいただろう。
 
 しかし、新型コロナウイルス感染拡大が止まらない今、とてもそんな気分で読むことはできない。
 「本当に起こるかも・・・」と、戦慄しながら読んでいる。

 「アノ作家」や真山仁ぐらいの巨匠になると、予知能力がつくのであろうか・・・。
 
 日本の経済が破綻寸前。
 社会的弱者が見殺しにされる政策。
 そしてアノSF作家が、小説で未来予測。

  
 新型コロナウイルスの「コ」の字もなかった時に書かれた小説だが、まるで今回の事態を見通したよう。

 世界経済が日に日に落ち込んでいる今、「今そこにある危機」として読んでおくべき一冊だ。
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■「オペレーションZ」あらすじ



 南米で財政破綻が起こるなか、日本も借金が膨らみつづけ他人事ではない状態に。

 大手生保にまつわるデマが飛び交い、取り付け騒ぎに発展。
 生保は資金繰りに窮し、国債を投げ売りすることとなる。

 それに伴い国債価格は大暴落。
 日本の財政は未曽有のピンチに・・・!

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 総理はついに「国家予算半減」の改革を提案。
 プロジェクトの名は「オペレーションZ」。

 実現すると、国民の医療費負担が跳ね上がり、病院にかかれず死に至る人も出てしまう。

 すでに医療費がのしかかり、幼子とシングルマザーが遺体で発見される痛ましい事件も・・・。

 日本の財政破綻を食い止めるには、社会的弱者を見殺しにするしかないのか?

 霞ヶ関と永田町が、究極の選択を迫られる。
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■「オペレーションZ」感想



 冒頭でも書いたが、「オペレーションZ」は本当に「予言の書」。
 しかも「アノ予言作家」をからめて書いているので、「ダブルで予言」というミラクルな一冊となっている。

 「アノ予言作家」とは、小松左京氏。
 小松左京が1964年に上梓した「復活の日」は、「東京五輪の年」に「世界で感染症パニックが起こる」という物語。

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 今回の新型コロナウイルスショックと、あまりに合致しているので、現在話題となっている。

 そして本書「オペレーションZ」に、どう考えても小松左京と思われるSF作家が登場。

 SF作家・桃地実は、新作「デフォルトピア」で日本の財政破綻を見事に描写。
 主人公の財務官僚が「情報を漏らしているのでは?」と疑いをかけられるほど、リアルな内容となっている。

 新型コロナウイルスによる経済的打撃が深刻になるなか、「オペレーションZ」がドラマ放映されるという偶然は、もはや神がかったもの。

 つまり「オペレーションZ」は、ダブルで予言した「奇跡の書」。
 
 世界経済がどん底に落ち込み、その騒動をSF作家が予言し執筆・・・という事実を、真山仁氏が予言し執筆。

 もはや「オペレーションZ」は、「復活の日」どころではない「未来を透視した本」なのだ。

 今後、新型コロナウイルス感染拡大がどこまで経済に影響を与えるか、出口は定かではない。
 
 「オペレーションZ」の「Z」が抱える意味と、合致しなければよいが・・・と祈りつづける日々である。

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アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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