荒木博行著「ストーリーで学ぶ戦略思考入門」。意外なヒット商品に共通する「たった1つ」のこと。

市場のニーズを押さえるためには、ニーズから考えようとしてもうまくいきません。
(本文引用)
______________________________

 近々、著者・荒木博行さんの講座を聴く機会があるため購入。

 読んだらもう、「早く荒木さんの講座を聴きたい!」とワクワク倍増。
 
 仕事柄、多くのマネジメント本に触れてきましたが、本書はとにかく新鮮。
 3CやPPMなど、おなじみの用語があふれてるにも関わらず、「今まで読んだことない!」「こんな本初めて・・・」という興奮がわきあがってきます。

 市場も顧客も完璧に分析したつもりなのに、なぜ「売れない」のか。
 逆に、右肩下がりの業界で、なぜアノ商品はヒットしたのか。


 多くの事例から「失敗・疑問・悩み」を生む「隠れた原因」を徹底解明。
 さらに実際の商品から、「成功の隠れた原因」も大公開!

 「ビジネス本のとーーーーりにモノを売ってるのに、なぜ成果が上がらないの!?」
 そんな自暴自棄に陥ってる方、ぜひ本書を読んでみてください。

 高畑充希さんが「こんなの初めてぇ・・・」と目を見開いてつぶやく感覚で、突破口が煌々と見えてきますよ。
_________________________________

■「ストーリーで学ぶ戦略思考入門」内容



 本書はミドルリーダー向けの戦略本。
 現場・組織全体・業界全体、ミクロとマクロの視点から「成功する戦略思考」を指南していきます。

 内容はケーススタディ方式。

 ・かつて大型受注を勝ち取りスター社員に。ところがその後、思わぬ失注で転落。
 ・社内でマーケティング強化策浮上。でも固定費膨が・・・。顧客対応を外注すべき?
 ・大手焼肉チェーンの担当店舗。業績最下位脱出に差別化したい。でも差別化ってどうするの?

 etc.

f5246dd11fa1fd9f5c91a92db2048355_s.jpg


 これら「10の悩み」から、「戦略思考の落とし穴」を浮き彫りに。

 「組織も市場も顧客も全部完璧に分析したつもりだったのに、なぜうまくいかないのか」
 「己の判断ミスで自社が苦境に。深慮の末の判断だったのに何がいけなかったのか」

 現場・組織・市場、全てを視野に判断しなければならないミドルリーダーならではの苦悩に、斬新な戦略思考でスパスパ解決していきます。
__________________________________

■「ストーリーで学ぶ戦略思考入門」感想



 本書の魅力は、まず「読んでない人に差をつけられる」ことです。

 読んでる人は、たとえ業界が右肩下がりでも業績アップできるはず。
 「この本を読んだ人だけが得られるメソッド」で、ヒット商品を生むことができるんです。

 なぜ本書を読めば、読んでない人に差をつけられるのか。

 理由は、「分析の抜け漏れ」を防げるから。

 市場や顧客分析は、どんなに緻密に行なっても「抜け漏れ」があります。
 その「抜け漏れ」に気づかないまま、「あれ~?完璧に分析したはずなんだけどなぁ」と何度トライしても、エラーするだけです。

 でも本書を読めば、抜け漏れなしの分析が可能。
 「売れない商品・売れない戦略」にありがちな「穴」を埋めることができ、意表を突いたヒット作を世に送ることができます。

0873be31fa16531a64493ca575f0d01b_s.jpg


 たとえば本書で紹介されるヒット商品が、そのお手本。

 ・オフィスグリコの「置き菓子」
 ・ダイワハイテックスの、漫画をビニール包装する機械
 ・アフリカで大ヒットした、住友化学のオリセットネット


 いずれも市場・顧客分析の「穴」をついたもの。
 戦略思考のフレームワークを用いるなかで、誰も気づかなかった「透けて見える穴」を巧みに突き、見事成功しています。

 ではどうすれば、その「穴」を見つけることができるのか。

 「穴の見つけ方」は、実際に読んでのお楽しみ。

 ヒントは「計算ミスを起こさない検算法」です。
 (引き算の検算をするとき、また引き算をするよりも、答から足したほうが確実ですよね。
14-6=8を検算するのに、また14-6と計算するより、8+6と計算した方がいいみたいな。)


 さらに「意外なヒット商品」には、常識はずれの共通点が1つあることも判明。

 実は「意外なヒット商品」は、「ニーズから開発されたものではない」んです!

 「ニーズから開発されていない」なら、いったい何から開発されたのか。

 それは「顧客が片づけなければならない用事」です。

 ニーズから開発しようと考えると、「すでに満足してるのに、もっと満足したい」ということになり、「売れる」までは発展していきません。

 でも、今すぐ「片づけなければならない」という「不足の視点」から考えると、即座に効果が。

 漫画をビニールで包む機械があれば、ビニールで包む用事がすぐに片づく。
 オリセットネットがあれば、マラリア対策がすぐに片づく。

 「もっとほしい」「あったらいいな」という「満足プラス」の視点ではなく、「今これを片づけるのが急務」という「マイナスから」の視点で考えると、成果が出やすいんです。

 (ちなみに私は最近、キッチンでゴミ袋をすぐ設置できるタワーを買いました。
 このゴミ袋タワー、主婦を中心に大ヒット!
 ゴミこそ、すぐ片づけなければならない問題ですからね・・・。)


 本書ラストでは、究極の「勝てる戦略思考法」を伝授。

 もう今までの戦略本は押し入れに。
 売れない業界で、唯一「売れる商品」を作りたいなら、本書一冊でOK。

 読んでいないビジネスマンに、確実に「差をつける」ことができますよ。

詳細情報・ご購入はこちら↓


こちらもおすすめ!
「日本人ビジネスマン、アフリカで蚊帳を売る」


関連記事
プロフィール

アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

最新記事
シンプルアーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
QRコード
QR

書評・レビュー ブログランキングへ
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村
カテゴリ
広告
記事更新情報
リンク
広告