「農ガール、農ライフ」感想。職なし家なし、もう死ぬしかない・・・どん底女子奇跡の復活劇とは?

★「農ガール、農ライフ」は、こんな人におすすめ!

●人生史上最大に落ち込んでる人。
●どん底からの復活劇を読みたい人。
●田舎暮らし・農業に憧れてる人。

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 あっ、まだ笑えるぞ、自分。 
 だって一緒になって怒ってくれる人がいる。
 もう少しなんとか頑張ってみよう。

(本文引用)
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 「もうダメ」と落ち込んでるあなた。
 本を読む元気もないかもしれないが、一冊でも読む力があれば、本書がおすすめだ。

 女性が主役の小説で、ここまで地獄を見た本はない。

 職を失い、恋人も失い、家も失う「どん底劇」。 
 「最後はハッピーになるんだろうな~」と思いつつ、「ちょ、ちょっとホントに大丈夫?」と本気で心配になった。
 
 それだけにラストの痛快さは格別!
 人間、あきらめなければいくらでも復活できる。
 いくら崖っぷちに追いやられても、崖から落ちなければきっと何とかなる。


 「農ガール、農ライフ」は、「人生ツーアウトから」と心から思えるエナジー小説。
 今、立ち直れない痛手を受けてる女性は、ぜひ手に取ってみてほしい。
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■「農ガール、農ライフ」あらすじ



 主人子・水沢久美子は派遣切りに遭い、無職に。
 しかも無職になった日に、同棲相手・修から衝撃の言葉が。
 

「実は俺ね、結婚を前提につきあっている子がいるんだ」


 結婚を前提につきあってたのは、久美子ではなかったのか?
 呆然とする久美子だが、落ち込んでいる暇はない。

 久美子はとにかく、「住むところ」を探さないといけない。
 修からは「いつ引っ越すか決めてほしい」とせっつかれるが、不動産屋はどこも門前払い。
 派遣切り女性に貸してくれる部屋など、そうそうないのだ。

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 「もうダメだ・・・」と思っていたある日、久美子はテレビで「これだ!」と思うものと出会う。
 それは農業。
 
 久美子は農業大学校に入学し、農業で身を立てる決意をする。
 住む家も、大昔の伝手をたどり、何とか確保。
 
 「これで生きられる!」と思った久美子だが・・・?
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■「農ガール、農ライフ」感想



 買ったその日に読了。
 あまりの面白さに、人生最速レベルで一気読みした。

 夢中で読めた理由は、バンジージャンプもビックリの「超急角度アップダウン」。
 「どん底」と「復活」を描く小説は多々あれど、「農ガール、農ライフ」ほど角度が激しいものはない。
 
 ホームレスとなり、もう空地の草でも食べて生きるしかない・・・という状況から、あれよあれよと急こう配でよみがえる様が、とにかく読んでて楽しいのだ。

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 しかも「久美子・絶賛復活中」の間も、思わぬ壁が次々登場。

 「さて、この難関をどう乗り越えるか」「今度こそ無理なのでは?」と一喜一憂しながら、結末が知りたくて一気に読んでしまった。

 こう聞くと、ご都合主義の本に思えるかもしれない。
 「どうせフィクションでしょ? 本当に私はもうダメなの! こんな本を読んでもしょうがない」と怒りすらわくかもしれない。

 だが本書の復活劇は、それほど甘いものではない。
 
 「農業を営むには、どんな条件が必要か」
 「ビジネスの相手として、自分を信じてもらうには、どうしたらよいか」

 「生計を立てる2条件」をそろえるのに、久美子は限界まで悪戦苦闘。
 
 なかには「久美子の窮地」を突き、だまそうとする者まで登場。

 「農ガール、農ライフを読む前のあなた」が思う以上に、過酷な苦難が待ち受けているのだ。

 だから本書は「人生史上最高に落ち込んでる人」におすすめ。
 
 「あとは死ぬしか・・・」という四面楚歌。
 一難去ってまた一難、自暴自棄になりそうな壁また壁。
 
 ユーモラスな筆致で、人生アップダウンを描き切った本書を読めば、イヤでも元気が出るはず。

 読み終えた頃には「あれ?私、笑顔になってる?」と思わず鏡を見てしまうだろう。

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プロフィール

アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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