寝床に一冊「机の前に貼る一行」を。不安で眠れない夜に、効きます。

評価:★★★★★超

 明日は決して「明るい日」ばかりじゃない。
 しかし、山本一力さんは、「明日は味方」と言うのです。

(本文引用)
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 先日、念願叶って、ひきたよしあき先生の講義に参加。
 授業後、ご著書「机の前に貼る一行」にサインをしていただき、胸震わせながら家路についた。

 子どもも大変喜び、「お風呂に持ち込んで読む」と言っていたが、それはさすがに止めた。
 「サインをいただいたのだから、濡らさないで―!!」とそれはもう全力で。

 しかし子どもがそう言うのも無理はない。
 だって「机の前に貼る一行」は、どんな時でも眺めていたい、宝物のような本。
 どんな時でも支えてくれる、人生の最強サポーター。

 
 「不安に襲われた時」「元気を出したい時」「何かに挑戦したい時」「勉強が嫌だな~、でもできるようになりたいな~と思う時」「心を軽くしたい時」「笑顔になりたい時」・・・。

 「机の前に貼る一行」は心の清涼・・・いやそれどころか、折れそうな心を救ってくれる常備薬なのだ。

 だから私は毎日、寝床に本書を持ち込んでいる。
 
 寝る前に目を通し、さらに朝起きた時も目を通す。
 
 特に、眠れないほど不安な時には驚くべき効果を発揮。

 「ああ、きっと大丈夫だ。必ず全てうまくいく」
 「今がつらくても、来年はきっと笑ってる」
 
 心からそんな風に思え、スーッと眠りにつくことができる。
 朝、笑顔で「行ってきます」と言える。
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■「机の前に貼る一行」内容



 本書は、朝日小学生新聞の連載「机の前に貼る一行」」をまとめたもの。
 
 「一行」で表された名言は、ザッと81個。
 名作文学の一節、偉人の言葉、ひきた先生の恩師の言葉、一流タレント・スポーツ選手の一言等々・・・。

 あらゆる分野から、名言・金言・至言をピックアップ。

 ひきた先生がジンと来た言葉や、勇気や元気を得た言葉が、エピソードを交えて紹介されている。
 
 さらに81の言葉たちは、3つの章でカテゴライズ。

 「意志を創る言葉」「学ぶ力を高める言葉」、そして「心を育む言葉」。

 人生を切り開き、さらにその切り開く「能力」と「精神力」を与えてくれる、81の言葉とは?

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■「机の前に貼る一行」感想



 本書を読んでいると、なぜ元気が出てくるのか。
 なぜ不安がスーッと消えていくのか。

 その秘密は、せかさないから。
 人生を歩む道を、決して焦らせないからだ。

 不安のもとは、つまるところ「焦り」だ。

 「今、友達がいないのは自分だけだ」
 「今、こんな状態だと受験に間に合わない」
 「学校に行きたくない。でも今、行っておかないと将来が・・・」
 「今の自分の年齢だと、年収は●●万。それに比して自分は・・・」
 「今、結婚してないのは、同級生のなかで自分だけ」
 「今、子どもがいないのは自分だけで、肩身が狭い」
 
 今、今、今・・・が、自分を急き立てる。
 「今の自分が、世間の平均に比して劣っていたらどうしよう」という気持ちが、人を不安にさせるのだ。

 「机の前に貼る一行」は、そんな「今」の呪縛から解き放つ。

 

「あすがすばらしい日だといけないから、うんと休息するのさ」


 

「四秒を待つ」」


 

「ゆっくり前へ」」


 

「牛になることはどうしても必要です」」



 そんな、急き立てない言葉が詰まってるのが、本書の魅力。
 
 人生を歩むスピードはゆっくりでいいんだよ、いや、ゆっくりな方がむしろいいと、力強く語りかけてくれる。
 だから本書を読むと、焦りと不安がユルユルと溶けていくのだ。

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 だからといって、本書は読者を甘やかさない。
 「ゆっくり」=「怠惰」という意味では、全くない。

 

「懸命に、そしてゆっくりと」


 という言葉どおり、あらゆることに対して真摯に、誠実に、丁寧に向き合う。

 書類一枚受け取るのでも、片手でヒョイッではなく、両手で心をこめて受け取る。
 
 そんな緊張感伴う「ゆっくり」こそが、人生を好転させるのだ。

 また、ひきた先生のいう「ゆっくり」は、「あきらめるな」と同義。

 イチローの言葉からひいた
 

4000本より大切な8000本


 は「今すぐ結果が出なくても焦ってはいけない、あきらめてはいけない」ということ。

 だから本書は、誠実に「今」を生きている人、努力を惜しまない人を強力サポート。
 
 今、世間の平均と比較しても焦ってはいけない。
 真面目に誠実に丁寧に、投げ出すことなく努力していれば、きっと人生に光が射す。

 本書が説く「ゆっくりの精神」は、そんな「忘れがちなこと」「疎かにしがちなこと」をハッと思い出させてくれるのだ。

 「一生懸命生きてるつもりなのに、なぜ置いてきぼりになるんだろう」
 「他人はうまくやってるように見えるのに、なぜ自分はうまくいかないんだろう」
 「真面目にやってる私だけが損ばっかり・・・」

 今現在、そんな「焦り」や「悲しみ」を感じてるなら、ぜひ本書を手に取ってみてほしい。
 そして机の前でもベッドのわきにでも、すぐ目に付くところに置いてみてほしい。

 「不安」の虫が心にサワサワやってくるのを感じたら、本書をパッ。
 1ページめくれば、いつの間にか「不安の虫」は退散。

 本書のアイドル「平気、平気」の「へいき君」が、笑顔であなたの心に訪れるだろう。

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アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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