「空をゆく巨人」感想。開高健ノンフィクション賞受賞作!夢を叶えるコツは自分が巨人になること。

評価:★★★★★

こうして多くを失ったいまだからこそ、世界に誇れるような場所を故郷につくりたい。
(本文引用)
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 「どうすれば夢を叶えられるんだろう」
 「どうすれば目標を達成できるんだろう」
 
 そんな悩みをお持ちなら、「空をゆく巨人」がおすすめ。

 ページを繰るごとに、夢実現・目標達成のコツが「これだ!」と見えてくる。

 何しろ本書の夢は、10万本近い桜を植えること。

 想像もつかない大きな夢なのに、実現可能性は確実。
 今、着実に歩を進めている。

 どうすればそんな大きな夢を叶えられるのか。
 「空をゆく巨人」は夢・目標がしぼみそうな人に、間違いなくエネルギーをくれる一冊だ。


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■「空をゆく巨人」内容


 
 本書は「世界最大のプロジェクト」を描くドキュメント。

 そのプロジェクトとは、「いわき万年桜プロジェクト」。
 
 福島県いわき市に、9万9千本の桜を植える企画だ。

 99本でも990本でも9900本でもない。
 99000本の桜を、いわきに植える。
 震災で大きな痛手を負った地に、希望の桜でいっぱいにする。

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 「実現は250年後」というとてつもなく壮大な企画は、どのように始まったのか。

 本書では、プロジェクトを手掛ける2人の姿を密着取材。
 
 中国人アーティストと日本人実業家、奇跡のタッグはどうして叶えられたのか。

 そして、彼らの「万年桜」への思いとは?
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■「空をゆく巨人」感想



 本書を読み、痛烈に感じたこと。

 それは「夢・目標を実現するなら、巨人になるのが先決」ということだ。

 本書はタイトルに「巨人」とあるように、登場人物がとにかく「大きい」!

 「大きい」とは、アーティストや実業家としてのネームバリューではない。

 抱く夢、目標、人としての器、キャパシティー、そして優しさ。
 すべてがとにかく「大きい」のだ。

 なかなか芽が出なかった海外アーティストを、自分の目で惚れ込んでスカウト。
 世間の目に流されず、「自分が良いといったら良いんだ」という絶対の自信でタッグを申し入れ、生涯のパートナーとして交流を深める。

 万年桜云々以前に、「人を信じきること」「自分を信じきること」の勇気と快活さ、人としての雄大さに、まず圧倒されるのだ。

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 そんな「大きい人たち」だから、大きい夢を叶えられる。
 
 震災後、たいへんなダメージを受けた土地に美術館を建設。
 しかも10万本近い桜を植え、自分が死んだ後まで考えた復興プロジェクトを続けるなんて、想像すらできない「大きい夢」だ。

 だが彼らは美術館を作り上げ、今もなお桜を植えつづけ、地元の人たちを元気づける。

 自分を信じ、他人を信じてタッグを組めば、1+1がどれほど無限大のパワーを帯びることか。

 本書を読んでいると、「どうせ自分なんて・・・」と思ってる場合じゃない!と、良い意味で焦る。

 人生を好転させたければ、まずは自分を信じ、他人を信じるのが大事。
 「無理かな?」と思うような夢・目標も、他者と信頼しあえば実現ができるのだ。

 とはいえ、いきなり「他人を信じろ」「タッグを組もう」と言われても、どうすればよいかわからないもの。

 方法に迷ったら、とりあえず本書を読んでみてほしい。

 日本人実業家と、中国人アーティスト。
 二人の出会いからともに活動するまでの過程が、非常に丁寧に書かれている。

 「ああ、こうすれば自分を信じ、人を信じ、無限大のパワーが出せるんだな」
 夢を叶える大きなヒントを得て、ページを閉じることができるだろう。 

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アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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