鴻上尚史「あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント」。話を面白くする「3つの輪」とは?

評価:★★★★★

 日本人のスピーチがつまらないと言われる一番の原因は、内容ではなく、輪がずっと同じだからだと僕は思っています。
(本文引用)
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 あなたの身近に、こんな人はいないだろうか。

 「あの人が話しはじめると、みんながワクワクした顔をする」
 「飲み会に、あの人が来ると盛り上がる」

 どこにでも一人は、「あの人が来てくれると嬉しいな」と思われる「人気者」がいるものだ。

 そのような「人気者」は、いったいどこが違うのか。

 秘密は本書を読めばよくわかる。
 
 「あの人が来ると楽しいな」の「あの人」は、本書が言う「3つの輪」を使って話しているのだ。


 一方、なぜか話していてつまらない・・・と感じる人は「輪が1つ」。

 さて、その「3つの輪」とは何なのか?
 
 本書で「輪」の謎がわかれば、きっと「話が面白い人」「来てほしいと思われる人」になれるはず。

 さらに「輪」のスキルを会得すれば、飲み会どころか、スピーチやプレゼンで聴衆を引き付けることもできるのだ。

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■「あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント」内容



 本書は「4つの面」から、「自分の魅力を引き出すコツ」を紹介。
 「4つの面」とは「感情・声・体・言葉」だ。

 自分をより魅力的にするには、己の感情をどう見つめ、コントロールすればよいか。
 「話していて楽しい」「人として魅力的」と思われるには、どのように発声すればよいか。
 
 思わず「素敵」と見とれてしまう人は、どんな「体」をしているか。
 そして「話が上手な人」は、どんな言葉を使い、どんな話し方をしているか。

 メイクやダイエット本では得られない「あなたの魅力を確実に引き出す秘訣」を、読んだ人限定で特別公開!
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■「あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント」感想



 よく「人間は脳を半分しか使っていない」という。
 そして「もう半分を使えれば、天才になれるかも」なんて想像してニンマリ。

 そしてさんざん妄想した挙句、結局「ああ、自分は脳を半分しか使わず、天才になれないまま一生を終えるんだろうなあ」と落胆。
 誰しも、そんな経験があるのではないだろうか。
 
 しかし本書を読むと「落ち込むことはない」と、ムクリと力が湧いてくる。
 なぜなら「私の能力、もう半分、使うことができる!」とわかるからだ。

 「脳半分しか使ってない説」の真偽はわからない。
 ただ本書を読めば「自分を自分自身を、半分しか使いこなしていない」ことにハタと気づく。

 そして本書のメソッドどおりに動けば、「自分の残り半分」が目覚め、自分の魅力が何倍にも上がるのだ。

 たとえば「声」の項では、「自分が限られた声しか出していない」ことに気づかされる。

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 魅力的な声とは、アナウンサーのような美声ではない。
 表情のある声だと、著者は言う。
 
 ちょっとした挨拶や日常のおしゃべり、プレゼンテーション等でも、「自分の持つ声のバリエーション」を最大限に生かせば、うんと魅力的になる。
 
 そこで著者は、「あなたの声の見つけ方」を伝授。
 頭に手を置いて・・・というメソッドは、さすが演劇のプロ!

 さっそく私もやってみたが「自分に、こんなにいろんな声が秘められていたなんて」と驚いた。
 それに気づいて以来、家族との会話がより弾むようになった。
 
 「半分しか使ってこなかった自分の声」を「もう半分使うこと」で、生活の質が上がったのだ。
 
 そして本書で最も衝撃を受けたのは、「3つの輪」。
 魅力を上げる「話し方」のヒントだ。

 「輪」のひとつめ、「第一の輪」は「自分に話す言葉(=ひとり言)」
 「第二の輪」は「相手と話す言葉」。
 「第三の輪」は「みんなと話す言葉」だ。

 たいていの人は、どれか一つの輪に偏りがち。
 「第一の輪」を相手に話すと、いわゆる「察してちゃん」状態に。
 言われた方は真意がつかめず、どうしてよいかわからずイライラ。
 言った方は「伝えたつもり」が「伝わっていない」とわかりイライラ。
 あまり良い結果を生みださない。

 またありがちなのが、相手の相談に対し「第三の輪」で返しちゃうこと。
 一般論や正論で返答してしまい、全く「相手が求める答」にならない。
 これまたあまり良い結果を生まない。

 重要なのは、ここで「第二の輪」をからませること。

 営業トークでも校長先生のお話でも、「あなたに話している」とわかる「第二の輪」を入れれば、気持ちの良いコミュニケーションがとれる。

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 本書で挙げている「話の上手な校長先生」の例を読めば、なるほど納得!

 「3つの輪」を全てきちんとミックスさせれば、「相手が体を乗り出す話し方」ができるのだ。
 (売れっ子司会者は、その「3つの輪」の使い方が非常にうまい、と改めて認識。
  特に「さんま御殿」での、明石家さんまさんの「トーク運び」は、まさに「3つの輪」を実践している。)

 「自分は話下手」「相手に伝わらずイライラする」・・・もしあなたが、そんな悩みを持っているなら、今すぐ「輪が偏っていないか」をチェック!

 「3つの輪」のバランスをちょっと心がけるだけで、トークが劇的に変わるはず。
 「自分」「世間」にもうひとつ、「あなた」という視点を加えることで、魅力は倍増するだろう。


 本書が説く「魅力をアップする方法」は、お金のかからないものばかり。

 「今まで気づかなかった、自分の『もう半分』」を引き出すことで、魅力をアップできるのだ。
 
 そうとわかれば今すぐ実践!
 今日、あなたに会った人はきっと「あれ? 今までよりもっと素敵になったな」と思ってくれるだろう。
                                                                     
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アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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