「伝わる・揺さぶる!文章を書く」感想。エントリーシート・詫び状・連絡帳・・・文で人生を変える3つのコツとは?

評価:★★★★★

 その相手だからこそ言いたいこと。自分にしか言えないこと。そういうものに、私たちはもっと忠実になっていいと思う。
(本文引用)
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 就職が決まらない。小論文が書けない。商品が売れない。学校の先生と意思疎通ができない・・・。
 それらは全て「伝わらない・揺さぶらない文章」を書いているから。

 本書で「伝わる・揺さぶる」3つのコツを知れば、文章は劇的に変わる。

 そして文章が変われば人生も変わる。
 
 受験、恋愛、就職、人事、営業、先生との意思疎通・・・。
 文章の書き方をちょっと変えるだけで、相手のハートはグラリ。

 自分に有利な方向に、相手は動いてくれるのだ。


 
 ちなみにこの方法、決して相手を騙すことではない。
 本書が紹介する文章術は、「Win-Winの関係」を築けるもの。

 あなたの人生も、相手の人生も好転させる「魔法の秘策」である。

 もし今、「人生うまくいかないなぁ」と思っているなら、本書は必読。
 毎日何気なく書いてる文を変えれば、人生は目が覚めるほど輝くのだ。

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■「伝わる・揺さぶる!文章を書く」内容



 本書は、ある女子高生の小論文から始まる。

 小論文の課題は、「自分が切実に受け止めている問題を、肚の中から発する言葉で述べなさい」というもの。

 その課題に対し女子高生は、恐ろしいほど空虚な論を展開。

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 「とりあえず大学に進学して」「目の前にあることから順に片づけて」「手っ取り早く」・・・など、完全に人生を諦観した言葉をつらつら並べ立てていく。

 受験指導者らは頭を抱え、著者・山田ズーニー氏に相談。

 著者は実際に彼女に会い、「肚の中から湧き出るもの」をすくい取っていく。

 そして徐々に「伝わる・揺さぶる小論文」へと導く。

 本書では、女子高生への指導を皮切りに「相手を動かす文章術」を徹底指導。

 採用される志望動機・先生に伝わる連絡帳・相手が納得する詫び状・売れるプレゼンと商品開発・・・。

 それらを全て叶えるカギは、「自問」「相手目線」「正直」だった。
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■「伝わる・揺さぶる!文章を書く」感想



 本書の魅力は、「小手先ではない真の文章術」を学べることだ。

 だから本書のトレーニングは、はっきり言ってかなりキツい。

 楽に文章が上手くなると思ったら、大間違い。
 脳に大量の汗をかくことになる。

 「自問」「相手目線」「正直」に基づいて文章を書くのは、非常に労力のいることなのだ。

 特に難関なのが「自問」だ。

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 悶えるほど自問をしないと、相手を動かす文章は書けない。

  「そもそも私はどんな人物なのか」を自問し、相手に伝えないと信用すらしてもらえない。

 そのうえで「自分はいったい、何が不満なのか」「相手にどうしてほしいのか」「解決するには、何がいちばん必要なのか」
 
 それらを頭が割れるほど自問しないと、相手は聞く耳を持ってくれないのだ。

 本書では相手を動かす「自問の仕方」を徹底指南。

 最初はめんどくさいと感じるかもしれない。投げ出したくなるかもしれない。
 だが一度「自問」を習得すれば、文章はきっと見違える。

  「よっしゃ、そういうことなら、この人の力になってやろう!」と、相手は腰を上げてくれるのだ。

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 そして「相手目線に立つ」ことを決して忘れず、そのうえで「正直であるべき」とアドバイス。

 相手を動かすためには、相手にとってどんな便益があるかを伝えることが欠かせない。
 しかし相手目線に立つだけでは、歯の浮くようなことしか言えず、やはり相手は動かない。

 自分にしか言えないこと、自分が本当に言いたいことを見失わないことも、人を動かすには大切なのだ。

 そう考えると、相手を動かす文章を書くとは、最高の自己凝視になるといえる。

 つまり本書が唱える文章術は、世の中に1人しかいない「私」の価値を、他者に認めてもらう術なのだ。

 あ、そうか。
 エントリーシートも詫び状も連絡帳もラブレターも全て、文章を書くとは「私を売り出す」こと。
 
 就職が決まらない、小論文が書けない、商品が売れない・・・それはうまく「自分」を売り出せなかったから。

 本書の文章術を学べば、自分の売り出し方が見えてくる。

 自分の売り出し方がわかれば、そりゃ、人生変わるはずだ。

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プロフィール

アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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