「脳科学は人格を変えられるか?」感想。楽観と悲観の黄金比で「成功する脳」にする!

評価:★★★★★

「この先、どんなひといことが起きるかもしれないって、ちゃんと覚悟はしているよ。ただ、どんなことが起きても僕はぜったい対処できる自信がある」
(本文引用)
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 「あの人は楽観的でいいなぁ」
 そう思った経験、あるのではないだろうか。

 たいてい、楽観的な人は人気者。
 周囲まで明るい気持ちになるので、自然と人が集まる。

 そして楽観的な人は失敗を恐れず挑戦的。
 家族や友人をハラハラさせつつも、結局「うまくいってしまう」ことが多い。

 もちろん、悲観的な人にも長所はある。
 先々のことが心配なので、慎重で準備に余念がない。
 遅刻や忘れ物など失敗が少なく、ギャンブルなどにも手を出さない。
 浮き沈みのない安定した人生を送れるのが、悲観的な人の良さであろう。


 
 しかし世の中の「大成功している人物」は、何だかんだ言って楽観的。
 エジソン、チャーチル、マンデラ、オバマ、そしてハリウッドの人気スターはいずれも恐ろしいほど楽観的だ。

 なぜ楽観的な人は大きな成功をおさめやすいのか? 
 幸せな人生を送るためには、悲観は厳禁なのか?
 そして、悲観的な人は、もう楽観的な人間になれないのか?

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 本書では脳科学の視点から、「楽観的な人の脳」と「悲観的な人の脳」を徹底分析。
 
 数々の実験結果から、「成功する脳のつくりかた」を解説。

 実は楽観と悲観には黄金比があったのだ!
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■「脳科学は人格を変えられるか?」内容



 本書は脳の構造から、人格形成を考える本。
 人の性格を「楽観」と「悲観」に分け、「人格がつくられるプロセス」や「幸せな人生を過ごすコツ」を解明していく。
 
 同じ物を見聞きしても、楽観脳の人は「良い面」に目が向き、良い方向に受け止める。
 一方、悲観脳の人は「悪い面」に目が向き、悪いほう悪いほうに考えてしまう。

 両者の違いを分析した結果、脳内の「神経線維の束の太さ」が関連していることが判明。

 脳の構造レベルで、楽観的・悲観的は分かれていたのだ。

 しかし歴史上の偉人や、大成功した実業家たちは楽観的な人ばかり。
 これでは一生、悲観脳の人は浮かばれないのか?

 いや、決して悲観的になることはない。
 脳を知れば必ず、成功する楽観脳になれるのだ。

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■脳科学は人格を変えられるか?」感想



 今現在、「人生うまくいかない」「不安だらけ」という人は、一食抜いてでも読むべき。

 「何をやってもうまくいかない」「実際うまくいっていない」のは、あなたの脳の仕業。

 本書を読み「脳は変えられる」ことを知れば、現状を打破できるはずだ。
 
 たとえばレオナルド・ディカプリオは、実際に脳が変わった一人。
 強迫性障害を持った人物を演じるため、ディカプリオは同じ症状をもつ患者と共に生活。
 
 するとディカプリオは、本当に強迫性障害特有の思考を持つようになり、症状に悩むようになってしまったのだ。

 その後ディカプリオはセラピーと訓練で回復。
 元通りになるまで数ヶ月の時間を要したという。

 その他、外的作用により脳の構造・思考が変わってしまった例が、本書では続々登場。
 犯罪や虐待に遭うと、人の脳は恐ろしいほど変わる。
 
 誰しも嫌な経験がフラッシュバックし、凍り付くような気持ちになることがあるだろう。
 それも外的作用により脳が変化したためなのだ。

 また記憶が重要なタクシー運転手は、海馬が非常に発達するという。
 人間の脳は思っているよりもずっと柔軟なのだ。

 ということはつまり、悲観脳から楽観脳に変えることも可能ということ。
 本書では、幸せな人生を送るための「脳再教育法」を伝授。

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 「有害な思考形式」を排除し、「有益な思考」を取り込むための方法を、とことん医学的に教えてくれるのだ。

 これだけ聞くと、「そうかぁ~、楽観的になれば幸せになれるんだな」と単純に思うかもしれない。
 はたまた悲観的な人は「そんなこと、できるわけがない。楽観的すぎるのも問題だ」と憤るかもしれない。

 本書はそんな思い込み・疑問・憤りにしっかり対応。
 楽観的ならいいってもんじゃない。
 悲観的な部分も人間には必要。

 実は「楽観」と「悲観」には「黄金比」がある。
 その黄金比を守ることが、幸福な人生を送るカギなのだ。

 ちなみに私は子どもと入浴中、この黄金比について伝えた。
 子どもが「私、不器用だから学校で失敗ばかり」「最近、ついてない」「家だとうまくできるんだけどなぁ・・・」などと悲しそうにつぶやいていたからだ。

 そこで黄金比の魔法をエイッ。
 どうやらちょっぴり、元気が出てきたようだ。

 老若男女問わず、ぜひ「楽観」と「悲観」の黄金比の裏技を試していただきたい。

 続ければ「成功脳」「幸福脳」に変化。
 数年後には「こんな人生、想像もしてなかった」とニッコリ微笑んでいるだろう。

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アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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