「まんぷく」の人生一気読み。「転んでもただでは起きるな!」。カップヌードルが間違いなく食べたくなります。

評価:★★★★★

 「私は一度豚になった。そこからはい上がってきたとき、食をつかんでいた」(本文引用)
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 朝ドラ「まんぷく」のモデル、安藤百福氏の人生を一気に読める。
 そしてチキンラーメンとカップヌードルの人生(?)も丸かじりできる。

 安藤百福とカップヌードルの「偉大さ」を知るなら、絶対はずせない本だ。

 食の革命を世界レベルで起こした安藤百福とは、いったいどんな人物なのか。
 そしてチキンラーメンとカップヌードルの「すごさ」とは、どこにあるのか。
 
 「私はカップ麺なんか食べないわ」という人でも、必ず楽しめる一冊。

 世界中の人々のニーズをきめ細かくくみ取り、社会に貢献するとはどういうことか。

 本書からは、カップラーメンのみならず「発明とは何か」という「創造の原点」が見えてくる。


 
 「自分の力で、何か世の中を動かしたい!」と思う人は必読の良書だ。


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■「転んでもただでは起きるな!」概要



 安藤百福は早くに両親を亡くし、商売をする祖父母のもとで育つ。

 店員や客、業者などが頻繁に出入りし、活気に満ちた祖父母宅。
 そこで育った百福は、「商売は面白いな」と感じるように。

 百福の起業家魂はどんどん芽を出し、最初は繊維事業に打って出る。
 商売は成功するが、戦争で日本は焦土と化し、全てがゼロに。

 そこで百福が考えたことは、「食」の大切さ。

 36歳で事業を「食」に転向。

 家族総出でラーメン作りにとりかかり、48歳で夢の即席めんを完成させる。

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■「転んでもただでは起きるな!」感想



 安藤百福といえば、やはり「日清カップヌードル」。
 何となく、最初からカップラーメンに焦点を合わせていたような印象があるが、本書を読むと認識がかなり変わる。

 「世の中を明るくするために、どうすればよいか」を常に考え、最初は食以外の事業にも精力的に着手。
 「ラーメンだけの人ではない」ということに、まず驚かされる。

 そしてカップヌードルが軌道に乗るまで、非常に浮き沈みの激しい人生だったことも。
 商売で成功すると、必ず足を引っ張る「闇の力」が働く。
 どういう情報で、どうしてそうなったのか罪人扱いされ、拷問や拘置所暮らしも経験。
 
 成功するまで、これほど苦難を味わってきたのかと驚愕する。

 といいつつ、やっぱり面白いのはチキンラーメンとカップヌードル誕生・成功秘話。

 チキンラーメンに満足せず、カップヌードル誕生の起爆剤となった「衝撃の光景」とは?
 カップヌードルが世に認知された、意外な「プロモーション」とは?
 
 読めば読むほど、カップヌードルに込められた熱意と創造力・技術力に圧倒され、次第にお腹が空いてくる。
 本書を読む前と読んだ後とでは、必ずカップヌードルの味わいが違うはず。
 「この小さなカップ麺のなかに、これほどの技術と情熱、歴史がつまってるのね~」と、チュルリとすくった麺1本1本に合掌したくなるだろう。

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 朝ドラ「まんぷく」をもっと楽しみたい。
 何らかの形で、世の中の役に立ちたい。
 新しいことをしたい。
 カップヌードルを何倍もおいしく食べたい。

 そんな方に本書はオススメ。

 最後にまとめられた「百福語録」や「年頭所感」も、一語一語かみしめたくなる味わいだ。

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プロフィール

アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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