「最後の授業 ~ぼくの命があるうちに~」感想。人生はこれ一冊あればいい。

評価:★★★★★

僕はいなくなるから、きちんと伝えておきたい。僕がきみたちにどんなふうになってほしかったかと、考える必要はないんだよ。きみたちがなりたい人間に、僕はなってほしいのだから。(本文引用)
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 「無人島に持っていくなら、どんな本?」
 よくそんな質問を見かけるが、私はこう答える。
 
 ランディ・パウシュ著「最後の授業 ぼくの命があるうちに」。

 幼子3人を遺し、この世を去らなければならない男性。
 彼が最後の力を振り絞って行った、ラスト・レクチャー。

 その授業は、子どもたち、学生たち、いや、この世に生きる人全てに贈る至上のプレゼント。
 夢を叶え、真に幸福な人生を送るコツがギュウッと詰まった、最高のギフトボックスだ。

 だから私は無人島に本書を持っていく。
 いや、人生にはこの本さえあればいい。 



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■「最後の授業 ぼくの命があるうちに」概要



 カーネギー・メロン大学教授ランディ・パウシュは46歳。
 すい臓がんが肝臓に転移し、余命は数ヶ月。
 5歳・2歳・1歳の子どもがいる。

 パウシュは命の灯が消えぬ間に、最後の授業をすることとなる。
 講義直前まで体を横たえ、いつ「その時」が来てもおかしくない状態で講義をスタート。

 テーマは「子どものころからの夢を本当に実現するために」。

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 そのテーマを選んだ理由は、ランディが子ども時代の夢を次々と実現してるから。

 ディズニーイマジニアになる。
 無重力を体験する。
 「スタートレック」のカーク船長になる等々・・・。

 ランディはどうやって、これだけの夢を実現してきたのか。
 どうすれば、人々は彼のように夢を実現できるのか。

 ランディが授業で明かした秘密は、「人としての基本」といえる行動だった。
 そしてそれは同時に、「できそうでできない行動」だった。
 
 果たしてランディが実現し、子どもたちに受け継ごうとしている「夢を叶える行動」とは?
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■「最後の授業 ぼくの命があるうちに」感想



 本書を読んでいると、途端に人生の1分1秒が惜しくなる。

 それは「少しでもスキルアップしなきゃ」とか「寸暇を惜しんで勉強しなきゃ」「稼がなきゃ」ということではない。
 
 1分1秒でも長く、笑顔でいなくちゃいけない。
 1分1秒でも長く、人の意見に耳を真摯に傾けなければならない。
 1分1秒でも早く、人に感謝の気持ちを伝えなければならない。
 1分1秒でも長く、「まじめ」でいなければならない。
 1分1秒でも早く、「してもらった」ことをしてあげないといけない。
 
 ランディの講義を読んでいると、そんな思いが突き上げてくる。

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 自分で勝手に不機嫌になったり、つまらないプライドでかっこつけたり、「私が私が」と人を押しのけたりしている時間などない。
 子どもの頃の夢を本当に実現したいなら、利己的な行動・思いは完全なる足枷。

 何が何でも夢を実現したいなら、「人としての基本」・・・相手を敬い、感謝の意を示し、誰もが楽しいと思える空気をつくり、かっこつけずに「まじめ」を通すことが重要なのだ。

 だから私は「人生、これ一冊あれば十分」だと思う。
 
 もしも壁を感じたら、ランディのメソッドを実践すれば良い。
 「人としての基本」「「できそうでできない、でもできれば最高の自分になれる」メソッドを身につければ、毎日グイグイと「夢の実現」に近づけるのだ。

 最後に、本書にたびたび登場するフレーズを紹介する。 

 このフレーズを唱え続ければ、夢は夢でなくなるだろう。
 幼い頃、夢にまで見た「なりたい自分」に見事変身することだろう。
 

 レンガの壁がそこにあるのには、理由がある。
 僕たちの行く手を阻むためにあるのではない。
 その壁の向こうにある「何か」を
 自分がどれほど真剣に望んでいるか、
 証明するチャンスを与えているのだ。

 
  
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アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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