「下町ロケット ヤタガラス」感想。スカッと度は池井戸潤作品史上!その理由とは?
評価:★★★★★
「人生を綴るページの中には、痛恨の一ページも存在する。残念ながら、今回がまさにそれだ」
(本文引用)
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10月14日のドラマスタートまでに、一足早く佃社長の活躍に快哉を叫びましょう。
(※それにしても「下町ロケット ヤタガラス」の帯・・・竹内涼真君の大出世がビンビンに伝わってきますね。
ドラマで立花くんの台詞は多いのかな?
竹内涼真君のファンなので、とーっても楽しみです(^^))
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佃製作所は、創業以来の大ピンチ。
経営危機を救った人物に、恩を仇で返され、頼りにしていた人物も自己都合で退社。
高い技術力に関わらず、社長の人の良さゆえ中小企業に甘んじてしまう弱さが、佃製作所を窮地に追い込んでいます。
そんな時、帝国重工の財前が、佃に協力要請。
無人農業ロボットの開発に、佃の力が必要とのこと。
しかも佃社長の旧知の人物、農機具研究者の第一人者にもコネクトを頼みます。
財前の誠実な人柄を知る佃は、かつての親友と財前をつなげ、農機具改革に邁進。
しかし、佃と財前の前に、大きな壁が。
出世や己の成功のために、人を踏みつける人間たちが、佃をギュウギュウと苦しめることに・・・。
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巻末に、池井戸潤はこう書いています。
池井戸潤作品といえば、「よくもまあ・・・」と言いたくなるほどあくどい人間が登場しますが、本書は数も質も「悪の極致」。
「下町ロケット ゴースト」で信じられない裏切りを行なった者
人の手柄は自分のもの、自分の手柄は自分のもの、自分のミスは人のもの・・・というジャイアンもビックリのモラハラ上司
盗人猛々しいベンチャー社長
「あなたの作ったお米なんて食べたくないよ!」と怒鳴りつけたくなるような、腹黒農家の面々・・・。
数え上げたらキリがないほど、本書には悪役がキーッ!キーッ!とばかりに登場。
フジテレビの「スカッとJAPAN」悪役祭り3時間スペシャルを一冊にまとめた感じです。
それだけに、ラストの後味の良さは最高。
ただのスカッとではなく、「人間っていいな」と思わせてくれます。
「スカッとJAPAN」でも、ただ成敗するのではなく、「人間を信じられる結末」のほうが気持ちいいですよね。
弱きを助け強きをくじき、正直に生きている人間が評価され、嘘は暴かれる。
そして悪事に走り続けた人間が、わが身を振り返り、過ちと虚しさに気づく。
悪の穂が一斉に刈り取られた後は、黄金色の穂が風に凪ぐ・・・そんな光景が浮かぶラストには、思わず涙がこぼれました。
大満足のうちに読み終えましたが、読み終えた瞬間、私の中で「下町ロケット」ロスが。
佃製作所は次に何をやってくれるのか。
財前は?佃の友は?トノさんは?
そして、イモトアヤコさん演じる島津は?
佃製作所の発展と、帝国重工とのタッグ、技術者たちのたゆまぬ努力を、いつまでもいつまでも見守りたいと思います。
さて、次はどんな悪役が登場するのか。
「下町ロケット」の次回作、いつになるかはわかりませんが、すでに待ちきれない心境です!
「人生を綴るページの中には、痛恨の一ページも存在する。残念ながら、今回がまさにそれだ」
(本文引用)
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待ってましたー!「下町ロケット」シリーズ最新刊。
買ってすぐに一気読みしたので超速レビューしちゃいます。
「下町ロケット ヤタガラス」は、ずばり「池井戸作品史上、スカッと度最高」!
とにかく今回は、悪役の数が違う。
百鬼夜行、仮面ライダーのショッカーよろしく悪者があちこちから登場。
人間不信になりそうなほど、渡る世間は鬼ばかりなのですが、その分「スカッと度」はメガトン級です。
今現在、ストレスが猛烈にたまってる人。
人間の善意というものが、信じられなくなってる人。
とにかく何でもいいから、胸のすく思いをしたい人に、「下町ロケット ヤタガラス」は全力でおすすめ。
買ってすぐに一気読みしたので超速レビューしちゃいます。
「下町ロケット ヤタガラス」は、ずばり「池井戸作品史上、スカッと度最高」!
とにかく今回は、悪役の数が違う。
百鬼夜行、仮面ライダーのショッカーよろしく悪者があちこちから登場。
人間不信になりそうなほど、渡る世間は鬼ばかりなのですが、その分「スカッと度」はメガトン級です。
今現在、ストレスが猛烈にたまってる人。
人間の善意というものが、信じられなくなってる人。
とにかく何でもいいから、胸のすく思いをしたい人に、「下町ロケット ヤタガラス」は全力でおすすめ。
10月14日のドラマスタートまでに、一足早く佃社長の活躍に快哉を叫びましょう。
(※それにしても「下町ロケット ヤタガラス」の帯・・・竹内涼真君の大出世がビンビンに伝わってきますね。
ドラマで立花くんの台詞は多いのかな?
竹内涼真君のファンなので、とーっても楽しみです(^^))
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■「下町ロケット ヤタガラス」あらすじ
佃製作所は、創業以来の大ピンチ。
経営危機を救った人物に、恩を仇で返され、頼りにしていた人物も自己都合で退社。
高い技術力に関わらず、社長の人の良さゆえ中小企業に甘んじてしまう弱さが、佃製作所を窮地に追い込んでいます。
そんな時、帝国重工の財前が、佃に協力要請。
無人農業ロボットの開発に、佃の力が必要とのこと。
しかも佃社長の旧知の人物、農機具研究者の第一人者にもコネクトを頼みます。
財前の誠実な人柄を知る佃は、かつての親友と財前をつなげ、農機具改革に邁進。
しかし、佃と財前の前に、大きな壁が。
出世や己の成功のために、人を踏みつける人間たちが、佃をギュウギュウと苦しめることに・・・。
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■「下町ロケット ヤタガラス」感想
巻末に、池井戸潤はこう書いています。
この一文を読んだ瞬間、思わずブハッ。「本書には様々な敵役が登場しますが、それらはすべて著者による勝手な創造であることを付記しておきます」
池井戸潤作品といえば、「よくもまあ・・・」と言いたくなるほどあくどい人間が登場しますが、本書は数も質も「悪の極致」。
「下町ロケット ゴースト」で信じられない裏切りを行なった者
人の手柄は自分のもの、自分の手柄は自分のもの、自分のミスは人のもの・・・というジャイアンもビックリのモラハラ上司
盗人猛々しいベンチャー社長
「あなたの作ったお米なんて食べたくないよ!」と怒鳴りつけたくなるような、腹黒農家の面々・・・。
数え上げたらキリがないほど、本書には悪役がキーッ!キーッ!とばかりに登場。
フジテレビの「スカッとJAPAN」悪役祭り3時間スペシャルを一冊にまとめた感じです。
それだけに、ラストの後味の良さは最高。
ただのスカッとではなく、「人間っていいな」と思わせてくれます。
「スカッとJAPAN」でも、ただ成敗するのではなく、「人間を信じられる結末」のほうが気持ちいいですよね。
弱きを助け強きをくじき、正直に生きている人間が評価され、嘘は暴かれる。
そして悪事に走り続けた人間が、わが身を振り返り、過ちと虚しさに気づく。
悪の穂が一斉に刈り取られた後は、黄金色の穂が風に凪ぐ・・・そんな光景が浮かぶラストには、思わず涙がこぼれました。
大満足のうちに読み終えましたが、読み終えた瞬間、私の中で「下町ロケット」ロスが。
佃製作所は次に何をやってくれるのか。
財前は?佃の友は?トノさんは?
そして、イモトアヤコさん演じる島津は?
佃製作所の発展と、帝国重工とのタッグ、技術者たちのたゆまぬ努力を、いつまでもいつまでも見守りたいと思います。
さて、次はどんな悪役が登場するのか。
「下町ロケット」の次回作、いつになるかはわかりませんが、すでに待ちきれない心境です!
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