「愛と追憶の泥濘(ぬかるみ)」感想。史上最恐のドロドロ恋愛小説!愛する人をどこまで信じられますか?
評価:★★★★★
「けっきょく支配するかされるかなんだ、人なんてものは」
(本文引用)
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中学校の図書室で司書をしている。
恋人の博之は、教育関連企業の営業マン。
優しくて気が利いて、何よりイケメン。
莉歩と博之の交際は順調で、結婚に向かってまっしぐら。
双方の両親も承諾し、障害は何もなかった。
ただひとつ、博之が抱える「重大な問題」を除いては。
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本書はSNSでも「一気読み」と評判。
私も夢中になり、歯を磨いてる最中も読んだ。
なぜ「愛と追憶の泥濘」は、そこまで読者を引き込むのか。
理由のひとつは、いわゆる泥沼の恋愛劇。
浮気を疑い、恋人を信じられなくなり、相手を詰問。
ドロドロの恋愛小説の王道パターンだ。
しかし「愛と追憶の泥濘」の引力は、その先にある。
物語が進むうちに、善人と悪人、支配者と被支配者、攻撃と守りが徐々に変化。
いわば「ストーカー被害に遭っている」と訴える人が、実はストーカーだった・・・みたいな。
善人に感情移入し同情しているうちに、だんだん雲行きがおかしくなり、とんでもない結末へ。
その展開はさながら、どんでん返しのミステリー小説。
恋愛小説なのに、「やられた!」「だまされた!」と思わず叫ぶ展開となっている。
だから本書は、「何があってもパートナーを信じられる人」だけ読むべき。
「まともな人」が「まともじゃなかった」
その真相が明るみになるにつれて、読んでるこっちまで、愛する人を信じられなくなる。
人生崩壊を避けるなら、本書は読まないほうがいい。
※ドラマ化熱望!勝手にキャスティング。
●莉歩:田中みな実
●博之:斎藤工
●曽根原:佐藤二朗
●香澄:MEGUMI
「けっきょく支配するかされるかなんだ、人なんてものは」
(本文引用)
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「結局ドラマも小説も、ドロドロが面白いよね~」
「どこかにドロドロ、落ちてないかな~」
そんな欲求不満をお持ちなら、「愛と追憶の泥濘(ぬかるみ)」が断然おすすめ。
「やっぱり恋愛小説はドロドロじゃなきゃ!」と、下世話魂が活性化され、一気に元気が出るはずだ。
なお、読後「人間不信」に陥っても、当方は責任を持たない。
「何があってもパートナーを信じられる」という自信のある人だけ、ページをめくっていただきたい。
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主人公の莉歩は27歳。
「どこかにドロドロ、落ちてないかな~」
そんな欲求不満をお持ちなら、「愛と追憶の泥濘(ぬかるみ)」が断然おすすめ。
「やっぱり恋愛小説はドロドロじゃなきゃ!」と、下世話魂が活性化され、一気に元気が出るはずだ。
なお、読後「人間不信」に陥っても、当方は責任を持たない。
「何があってもパートナーを信じられる」という自信のある人だけ、ページをめくっていただきたい。
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■「愛と追憶の泥濘」内容
主人公の莉歩は27歳。
中学校の図書室で司書をしている。
恋人の博之は、教育関連企業の営業マン。
優しくて気が利いて、何よりイケメン。
莉歩と博之の交際は順調で、結婚に向かってまっしぐら。
双方の両親も承諾し、障害は何もなかった。
ただひとつ、博之が抱える「重大な問題」を除いては。
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■「愛と追憶の泥濘」感想
本書はSNSでも「一気読み」と評判。
私も夢中になり、歯を磨いてる最中も読んだ。
なぜ「愛と追憶の泥濘」は、そこまで読者を引き込むのか。
理由のひとつは、いわゆる泥沼の恋愛劇。
浮気を疑い、恋人を信じられなくなり、相手を詰問。
ドロドロの恋愛小説の王道パターンだ。
しかし「愛と追憶の泥濘」の引力は、その先にある。
物語が進むうちに、善人と悪人、支配者と被支配者、攻撃と守りが徐々に変化。
いわば「ストーカー被害に遭っている」と訴える人が、実はストーカーだった・・・みたいな。
善人に感情移入し同情しているうちに、だんだん雲行きがおかしくなり、とんでもない結末へ。
その展開はさながら、どんでん返しのミステリー小説。
恋愛小説なのに、「やられた!」「だまされた!」と思わず叫ぶ展開となっている。
だから本書は、「何があってもパートナーを信じられる人」だけ読むべき。
「まともな人」が「まともじゃなかった」
その真相が明るみになるにつれて、読んでるこっちまで、愛する人を信じられなくなる。
人生崩壊を避けるなら、本書は読まないほうがいい。
※ドラマ化熱望!勝手にキャスティング。
●莉歩:田中みな実
●博之:斎藤工
●曽根原:佐藤二朗
●香澄:MEGUMI