「GAFA四騎士が創り変えた世界」感想。人生で大成功する秘策、詰まってます。

評価:★★★★★

世界をつかむのは大物ではなく、すばやいものだ。
(本文引用)
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 私の実家には(なぜか)「アレクサ」がある。

これ↓
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 噂で「CMで流れる『アレクサ、キッチンペーパー注文して』という声に反応してしまい、家がキッチンペーパーだらけになった」と聞いた。

 そこで夏休みに帰省した際、「CMの『アレクサ、キッチンペーパー注文して』っていう言葉に反応して、家の中がキッチンペーパーだらけだったらどうしようかと思ったよ」と冗談で言ったところ、まさかの事態が。

 アレクサが「キッチンペーパーをカートに入れますか?」と言ってきたのである。
 私があわてて「いらない! いらない! 注文しなくていい!」と言ったところ、「承知しました」とのこと。

 危うく、不要なキッチンペーパーを買う羽目にならずにすんだ。



 その他、子どもが何気なく「アレクサ・・・」と言ったところ、またもや反応。
 私が「アレクサ、何でもないよ!」と言ったところ、アレクサは「な~んだ、ガッカリ」と言っていた。
 (全て実話)

 噂にたがわぬ敏感さを見せつけてくれたアレクサ。
 しかも、お正月に帰省した時より、明らかに賢くなっており慄然とした。
 (ちなみにお正月には、アレクサが百人一首を読んでくれて非常に助かった。)

 そして「GAFA」である。

 GAFAとは、Google、Apple、Facebook、Amazon。
 今、世界を牛耳る「テクノロジー四大企業」である。
 
 名づけて四騎士。

 本書では、「なぜこれら四騎士が世界を手にしているのか」を気持ちいいほどバッサバッサと分析していく。

 この本は、将来ジェフ・ベゾスのような起業家になりたい人が、読むべきだろう。

 しかしただの一消費者でも、夢中で読むことができる。

 理由は、自分の消費行動・消費傾向がまざまざとわかるから。
 さらに言うと、 「四騎士が自分の生活を支配する理由」を教えてくれるから。
 さらにさらに言うと、「自分はなぜ、四騎士に脳を支配されているのか」を知ることができるからだ。

 たとえばなぜ私はAmazonで買い物をしてしまうのか。
 子どもの文房具、話題の本、スキニージーンズは色ち買いし、鍋からダイニングチェアまで買っている。
 近所にいくらでも買える店があるというのに、なぜ恐ろしいほどAmazonに頼ってしまうのか。

 本書でAmazonの巧みな戦略を読むと、「Amazon依存」の秘密が、膝を打つほどよくわかる。
 
 もし本書を読むことがあったら、Amazonの章を読みながら、自分の行動をなぞってみてほしい。
 きっと背筋がゾゾゾッとするはず。
 まるで魔法にかけられたかのように、四騎士の戦略に「脳と行動」が操られていることに気づき、悪寒が走ることだろう。
 
 なかには怖くなり、デジタルデトックスを試みる人もいるかもしれない。

 さあそこからが、本書のターゲット・「起業家になりたい人」の出番。
 
 自分が「消費者を操るコツ」を知る時だ。
 
 本書終盤では、どうすればジェフ・ベゾスになれるのか、スティーブ・ジョブズに、マーク・ザッカーバーグに、ラリー・ペイジになれるのかを徹底伝授。

 そのコツは意外と身近なもので、 「えっ?そんなことでいいの?」と思うだろう。

 しかし読めば読むほど、それらの「そんなこと」を実践できないと、とうてい四騎士になれないと納得できる。
 
 「AI時代を生き残る・・・」なんていうのでは物足りない。
 国家予算級の資産を得るほどの成功者になりたいなら、「AI時代を生き延びる云々」の本より先に、本書を読むべきだ。

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プロフィール

アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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