日本語通 山口謡司
評価:★★★★★
たとえば「光」を「ぴか」、「熱」を「ひい」と読んでいいのか、という質問を受けることがある。
もちろん、読んでいい。
(本文引用)
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たとえば「光」を「ぴか」、「熱」を「ひい」と読んでいいのか、という質問を受けることがある。
もちろん、読んでいい。
(本文引用)
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私は今まで、いわゆる「キラキラネーム」を忌み嫌っていた。なので、自分の子どもには昔ながらの、誰にでも読めてパソコンで一発変換できるような名前をつけている。
しかし、この本を読んでいたらキラキラネームが嫌いじゃなくなった。いや、嫌いになるどころか、キラキラネームをつけている人こそ実は「真の日本語通」なのではないかと、好感すら抱き始めた。そして逆に、「この漢字はこの読み方」と決めつけていた自分は、ひどく無教養なのではないかと恥ずかしさを感じた。
本書によると、日本人は奈良時代からずっと、「漢字を自由に訓読してよい」という原則があるという。たとえば「将欲求す」で「ほっす」など・・・。
この本では、日本語の読み方・書き方・話し方をあらゆる観点から紐解いていく。今すぐ誰かに話したくなる、日本語のウンチク満載の楽しい一冊だ。
しかし、この本を読んでいたらキラキラネームが嫌いじゃなくなった。いや、嫌いになるどころか、キラキラネームをつけている人こそ実は「真の日本語通」なのではないかと、好感すら抱き始めた。そして逆に、「この漢字はこの読み方」と決めつけていた自分は、ひどく無教養なのではないかと恥ずかしさを感じた。
本書によると、日本人は奈良時代からずっと、「漢字を自由に訓読してよい」という原則があるという。たとえば「将欲求す」で「ほっす」など・・・。
この本では、日本語の読み方・書き方・話し方をあらゆる観点から紐解いていく。今すぐ誰かに話したくなる、日本語のウンチク満載の楽しい一冊だ。