昆虫はすごい 丸山宗利
この世のなかをとりまく問題に対するさまざまな評価や対処には、われわれヒトを一介の生物であると認識していないがために不自然になっていることが多いように思える。
(「はじめに」より引用)
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(「はじめに」より引用)
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本当は「昆虫はすごい」のではなく、「ヒトは自分が思っているよりもすごくない」のではないか。
ヒトはしょせん、生き物の一種でしかない。いや一種どころか極々卑小な存在で、もしかすると生物界のヒエラルキーでは最底辺に属するかもしれない・・・本書のページをめくっていると、そんな気がしてくる。
基本的な「体のつくり」から、子孫繁栄のための巧みなサバイバル術まで、昆虫を徹底的に解明していく「昆虫はすごい」。
ベストセラー街道を突っ走っている本書だが、それはただ「昆虫」のことを教えてくれているからではない。「昆虫を知ることは、人間を知ること」であると気づかせてくれるからだ。
昆虫の生存戦略は実にバリエーション豊富だが、本書のなかで特に目を引くのが「擬態」等のいわゆる“詐欺行為”である。
ヒトはしょせん、生き物の一種でしかない。いや一種どころか極々卑小な存在で、もしかすると生物界のヒエラルキーでは最底辺に属するかもしれない・・・本書のページをめくっていると、そんな気がしてくる。
基本的な「体のつくり」から、子孫繁栄のための巧みなサバイバル術まで、昆虫を徹底的に解明していく「昆虫はすごい」。
ベストセラー街道を突っ走っている本書だが、それはただ「昆虫」のことを教えてくれているからではない。「昆虫を知ることは、人間を知ること」であると気づかせてくれるからだ。
昆虫の生存戦略は実にバリエーション豊富だが、本書のなかで特に目を引くのが「擬態」等のいわゆる“詐欺行為”である。