胡蝶殺し 近藤史恵

 「ぼくが頑張れば、母を助けられるとは思えなかった」
(本文引用)
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 歌舞伎界の物語である。買った動機は、自分には縁遠い世界の内幕を見てみようという、やや不純なものであったが、読んでみて驚いた。
 非常に、子育てに役立つ本なのである。
 それは私に、主人公の少年らと同じ1年生の子どもがいるせいであろうが、これほど「育児」という面で開眼させられた本はない。

 子どもの人生を、どう考えていくか。子どもの自立を、どう見守るべきか。
 梨園を背負うことを嘱望された二人の少年と、その家族。彼らの闘いの物語は、歌舞伎界に限ったものではない。その苦悩と迷いは、どの親子にも当てはまるものだ。


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プロフィール

アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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