天の光 葉室麟
「たとえ仏像は救えなくとも、仏像にかけたひとの思いはひとを救えるのではないでしょうか」
(本文引用)
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(本文引用)
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最近、小説の余韻を楽しめるようになってきた。若い時は、ストーリーが完全に終わらないと納得できなかったが、今はちょっと違う。少し「想像の余地のある終わり方」に深い感銘を覚える。
この物語が終わった数日後、数時間後、1分後、主人公はどうなっているのだろう?
これから幸せになるのだろうか、それとも途轍もなく大きな悲しみが彼らを襲うのだろうか。
本を閉じた後に、そんな想像を膨らませるのが、今では至福の時間となっている。
そんな喜びをくれたのが、この葉室麟著「天の光」。
一人の仏師が、全てをかけて妻を救う、至高の愛の物語である。
この物語が終わった数日後、数時間後、1分後、主人公はどうなっているのだろう?
これから幸せになるのだろうか、それとも途轍もなく大きな悲しみが彼らを襲うのだろうか。
本を閉じた後に、そんな想像を膨らませるのが、今では至福の時間となっている。
そんな喜びをくれたのが、この葉室麟著「天の光」。
一人の仏師が、全てをかけて妻を救う、至高の愛の物語である。
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