「認められたい」の正体 山竹伸二
身近な人間の考えばかりを気にするのではなく、他の考え方を持った人々の意見にも耳を傾け、書籍やテレビ、インターネットを介してさまざまな価値観を理解し、なぜそのような考え方をするのか、その理由(動機)を考えるようにすること。そして、そこに共通了解を見出そうとすること。その繰り返しが、「一般的他者の視点」による判断力を培ってくれるだろう。
(本文引用)
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彼らは、「承認」の階段を昇る途中で、大きくつまずいたのだ。そして悪いことに、自分がつまずいていたことに気づかなかったのである。
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(本文引用)
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最近、あまり聞かなくなったが、一時期ツイッター上での「迷惑行為自慢」が世間を賑わした。
コンビニエンスストアの冷凍庫に寝そべったり、テーマパークで子供じみた度胸試しをしたり・・・どれもこれも愚の骨頂という言葉では追いつかないほど馬鹿らしいものである。
ところで、このようなニュースを聞くたびに、大半のまともな人はこう思ったのではないだろうか。
「どうして、こんなことをするのだろう?」
「なぜ、『こんなことをしてはいけない』ということがわからないのだろう?」
その答えが、本書を読むとまざまざと見えてくる。
コンビニエンスストアの冷凍庫に寝そべったり、テーマパークで子供じみた度胸試しをしたり・・・どれもこれも愚の骨頂という言葉では追いつかないほど馬鹿らしいものである。
ところで、このようなニュースを聞くたびに、大半のまともな人はこう思ったのではないだろうか。
「どうして、こんなことをするのだろう?」
「なぜ、『こんなことをしてはいけない』ということがわからないのだろう?」
その答えが、本書を読むとまざまざと見えてくる。
彼らは、「承認」の階段を昇る途中で、大きくつまずいたのだ。そして悪いことに、自分がつまずいていたことに気づかなかったのである。
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