3月31日スタート「花子とアン」に寄せて。「アンのゆりかご 村岡花子の生涯」再レビュー
昨年10月に「アンのゆりかご 村岡花子の生涯」のレビューを書いたが、本書を原案としたドラマ「花子とアン」が、いよいよ明日スタートする。(前回のレビューはこちら→2014年春スタート!NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」原作「アンのゆりかご ~村岡花子の生涯~」 村岡恵理)
詳しい感想はすでに書いたので置いておくとして、この本を読んでいると、まさに「花子とアン」というドラマタイトルがピッタリだと思えてくる。
女性の生き方が非常に限られた時代背景、戦争、家族の不幸・・・いくつもの障害を乗り越えながら、自分の道を切り開いていく花子。
物語の最終章で、「曲がり角の先には何があるかわからないけど、きっと素晴らしいものがあるに違いない」と言ったアン。
詳しい感想はすでに書いたので置いておくとして、この本を読んでいると、まさに「花子とアン」というドラマタイトルがピッタリだと思えてくる。
女性の生き方が非常に限られた時代背景、戦争、家族の不幸・・・いくつもの障害を乗り越えながら、自分の道を切り開いていく花子。
物語の最終章で、「曲がり角の先には何があるかわからないけど、きっと素晴らしいものがあるに違いない」と言ったアン。
読みながら、この2人の姿が1つになり、「先に何があるかわからない道」を力強く歩んでいく様子が目に浮かんだ。
そしてそれは花子とアンだけではない。
伯爵令嬢・柳原白蓮も、「何があるかわからない曲がり角の先」に向かう生き方をしている。そんな白蓮と花子の友情は、本書の鍵となるもので、ドラマでも仲間由紀恵さん演じる葉山蓮子との交流がどう描かれるのか楽しみだ。
時代に翻弄され、時代を背負わされ、時代を動かし、そして時代を越えて愛される村岡花子とアン・シャーリー。
彼女たちがどのように画面で動くのか。想像するだけでワクワクして眠れない!