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齋藤孝「本当の頭のよさってなんだろう?」感想。「本当に頭の良い人になる呪文」が効果てきめんだった。

 人を気分よくさせられる、喜ばすことができるというのは、本当の頭のよさの大事な条件だとぼくは思います。
(本文引用)
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 「もうこうしちゃいられない。今度こそ頭を良くしよう!」と本気になれる本。
 
 頭は良くなるのではなく、良くするもの。
 そうすれば「夢は見るもんじゃない、SO、叶えるもんでしょう?」という結論に。

 本書に沿って頭を鍛えれば、鍛えなかった場合の100倍、1000倍・・・1億倍も「夢が実現する確率」が高くなります。

 「勉強なんてしたくない」とウダウダしている間に、「夢が叶う確率」は刻々低下。

 四の五の言わずに「齋藤メソッド」で、頭を鍛錬してみよう。

 「まさか私が〇〇に!?」とニッコリ笑顔。


 さらに「人気者になる」というオマケつき。

 齋藤孝流・頭脳鍛錬術を実践すれば、「本当に頭が良くなり」、さらに「本当に頭が良いと言われる人」になれます。

 おらぁ何だか、ワクワクしてきたゾォ!

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「語彙力こそが教養である」感想。恋愛と就職に悩む人必読!語彙が増えれば人生は全てうまくいく。

★「語彙力こそが教養である」は、こんな人におすすめ!

●「頭が良い」と思われたい人。
●就職活動に悩んでる人。
●「憧れのあの人」と交際、できれば結婚したい人。
●とにかく人生をグレードアップさせたい人。

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 豊かな語彙をとおして世界を見たときに「言葉を知るだけで、世界はこんなにカラフルになるのか」と驚くことでしょう。そのとき、あなたを見る周りの目も間違いなく変わります。(本文引用)
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 「語彙力こそが教養である」は、「最速で人生をランクアップさせる」本。
 
 語彙がひとつ増えれば、あなたを「いいな」と思う人がひとり増える。
 語彙がひとつ増えれば、「あなたと働きたい」という企業が一社増える。
 語彙がひとつ増えれば、「マジ?」「ヤバい」「めっちゃ」を連発する人よりも、明らかにモテる。
 
 本書のタイトルは「語彙力こそが教養である」だが、教養どころの騒ぎではない。

 語彙力こそが、人生をバラ色にする「最強の武器」。


 「あの人は言葉が豊かだから、気持ちが柔らかくなる」
 「丁寧に話すから、仕事でトラブルがなさそう。よし採用!」
 「言葉を選んで話すから、思慮が深そうで信用できる。結婚するならこういう人がいいな」

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 語彙が増えると味方が増えて、人生はみるみる好転。
 「語彙力強化前の自分」からは想像できない桃源郷に、たどり着くことができるのだ。

 では実際に、どうすれば語彙を増やすことができるのだろうか。
 本書では「語彙力強化法」を、手取り足取り解説。
 
 「語彙を増やすには、どんな本を読めばいいの?」
 「どんなことを心がければいいの?」

 そんな疑問も、本書を読めば一発で解消。

 人生を最速・最安値でグレードアップさせるなら、一食抜いてでも必読だ。

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「頭のよさとは説明力だ」感想。「わかった感」のある説明に欠かせない「たった1つのもの」とは?

★こんな人におすすめ!

●「説明がわかりにくい」と言われる人。
●「話が長い」と言われる人。
●自己紹介やプレゼンをしようとすると、「あ~」「う~」とシドロモドロになってしまう人。
●自分が話してる時、明らかに相手がウンザリした顔をしている人。
●とにかく「デキるヤツ」と思われたい人。

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 そもそもこの人の話を聞く気になるか、ならないか、という部分が重要なのです。(本文引用)
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 「あ~あ、言っちゃったよ、この人は!」
 読了後、私はそう叫んだ。

 世に「説明力」の本は多々あれど、本書ほど「核心を言っちゃった」本はない。

 わかりやすい説明・人を動かす説明には、さまざまなコツがある。
 
 本書でももちろん、「伝わる説明のコツ」を具体的に紹介。

 しかしラストで、「説明力は結局コレ!」という伝家の宝刀を提示。
 
 はっきり言って「説明力の本」はこれ一冊でOK。

 「コレ」を言われちゃったら、もう説明力の本、出せないよね・・・と業界がざわつく問題作だ。


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「大人の読解力を鍛える」感想。「好きな人とたくさん話したい」なら要約力を磨くべし!

評価:★★★★★

 要約リアクションがあることで、相手は「そうなんだよ」「そういうこと」「わかってくれるだろ」という気持ちになります。
(本文引用)
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 「好きな人と会話をはずませたい」・・・そんな悩みをお持ちなら、本書は必読。
 「大人の読解力」を鍛えれば、不思議なぐらい話がはずむ。

 話し終えた頃には「こんなに楽しく話せたの、●●さんが初めてだよ!」なんて言われちゃうこと、間違いなしだ。
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 「大人の読解力」とは要するに、「大人の人間関係力」。 
 大人の読解力が欠けてると、人生は決定的に損をする。

 あなたの周りに、こんな人はいないだろうか。


 ・悪い人じゃないんだけど、なぜか嫌われている。
 ・悪い人じゃないんだけど、なぜかあの人とは話したくない。
 ・悪い人じゃないんだけど、一緒にいると妙に疲れる。

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齋藤孝「読書する人だけがたどり着ける場所」感想。読んだ人だけがわかる「身になる読書」のコツとは?

評価:★★★★★

 言葉にはパワーがあります。だから、本を読んでぐっときたら自分だけの名言としてとっておく。「マイ名言」は人生のさまざまな局面で助けになります。
(本文引用)
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 「読書する人だけがたどり着ける場所」は「読書初心者向け」ではない。

 対象は読書中級者以上。

 「読書が好きで習慣化しているものの、もう一歩高みを目指したい」
 「こんなに本を読んでるけれど、身になっている実感がない」
 「気がつけば、同じような本ばかり読んでいる」
 「どうにも読み切れない、苦手分野の本がある」

 そんな「本好き」に捧げる、極上の指南書である。 
 よって今現在、「ほとんど本は読まない」「スマホばっかり見てる」という人にはおすすめしない。
 ネット隆盛のなか、荒波に立ち向かうように、紙ベースの本をめくりつづけている人。



 くりかえすようだが、そんな「真の本好き」に、本書は断然おすすめだ。 

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■「読書する人だけがたどり着ける場所」内容



 本書では「読書の効用」にはじまり、様々な「深み」を目指す読書法を紹介。
 
 思考力・知識・人格・人生の4つが「深くなる」、本の読み方を詳しく解説する。

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 同じ事柄に触れた時、読書をしている人としていない人とでは、「捉え方」にどんな差が出るか。
 あの偉人が「深い」のは、どんな読書をしてきたからか。
 読みながら頭をフル回転させ、今までよりもグーッと思考を深めるには、どんな読み方が効果的か。
 1つのテーマについて本質をつかむためには、まずどんな本からとりかかれば良いか。
 
 そして、ベストセラーは読むべきか読まざるべきか。

 各項では「おすすめ本」も、レビューとともに紹介。

 齋藤孝先生が提唱する、「もっとあなたを高く引き上げる読書法」とは?
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■「読書する人だけがたどり着ける場所」感想



 本書はいわば、「読書好き」悩み相談室。
 
 「読書好きあるある」な悩みを、隅々まで気持ちいいほど解決してくれる。

 たとえば読書をしていて、ふとこんな疑問を持つことがないだろうか。

 「視野を広げるために読書をしているものの、いつの間にか偏っているのでは?」

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 読書家の多くは、「視野・見聞を広げたい」「偏った見方をしたくない」という志を持っている。
 しかし人にはどうしても、「相性の良い著者」「悪い著者」というものがある。
 
 どんなに人気の作家・評論家でも、「この人の本はどうしても挫折してしまう」という場合もあるだろう。
 
 そして気づけば同じ著者ばかり読むようになり、却って視野が狭くなることもあり得る。

 本書は、そんなジレンマを解決。
 
 齋藤孝氏は「広く深く」の読書を提唱。(「いや、だから、それはわかってるの!だからその方法を知りたいんだってば!」と言いたいところであろうが、まあ落ち着いて。)

 具体的な方法として「著者月間をつくること」を勧めている。

 特定の著者のことが好きで、その人の本は深く読んでいるけれど、ほかの著者のことは全然知らない、というのではやはりどうしても浅くなってしまいます。間口が狭い分深まりません。

 

 ですから、今月一人の著者にはまったら、翌月は別の著者にはまる。さらに次の月はまた別の著者というように、時期をずらして広げていくといいでしょう。「どっぷり」を移動させていくのです。



 さらに「広く深く」を実践するコツとして、「別の著者を安易にけなさない・批判しない」のが重要と解説。

 あくまでフラットな意識で「先月はこの著者、今月はこの著者」と、ただただ「どっぷりはまる」。
 すぐ批判せず、今はただどっぷりはまれば、次第に適切な「批判的読書」もできるようになる。

 よって、より本の内容を己に取り込んだ「深い読書」ができるようになる。
 バランスのとれた視点をもてるようになるのである。

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 終盤の「難しい本の読み方」も、ぜひ押さえておきたいところ。

 たとえばAmazonのレビューなどを読んでいて、落ち込むことはないだろうか。
 「こんなに難しい本なのに、ちゃんとかみ砕いて読み切れる人っているんだなぁ・・・。私って頭悪いのかなぁ」なんて・・・(私はしょっちゅう、ある。)

 しかし本書を読めば、そんなコンプレックスもスカッと一掃。
 

 やわらかいものばかり食べていればアゴの力はつきません。誰かにかみくだいてもらわなければいけなくなってしまいます。それでは一流のものを本当に味わうことは難しいでしょう。
 逆に言うと、一度頑張ってアゴの力をつけてしまえば、あとは楽に読めるようになります。


 では難しい本のなかでも、どんな本なら、頑張ってかみ砕く意味があるのか。
 アゴの力を本当に強化するためには、どんな本が良いのか。

 そこは齋藤孝先生のお知恵を拝借。
 読む価値のある難解本・古典・不朽の名作を、懇切丁寧に紹介してくれている。

 「誰もが知っているのに、読んだほうがいいとわかっているのに、なかなか腰が上がらない・・・」
 本書を読めば、そう敬遠していた難解本に、今度こそ挑戦できそうだ。

 読書をするのには、ある程度の時間・体力が必要だ。
 できれば、より効果の高い読書、人生を豊かにする読書、自分を高められる読書をしたいものである。

 「読書する人だけがたどり着ける場所」は、志高い読書家に心底おすすめ。
 本書を実践する前と、実践した後とでは、頭の構造から顔つきまで違ってくることだろう。 

詳細情報・ご購入はこちら↓

段取り力 ~「うまくいく人」はここがちがう~  齋藤孝

カリスマと言われる人も、なんとなくできているのではなく、うまい段取りを組んでいるだけなのだということが分かる。それが分かれば、自分だってカリスマになれるのだ。
(本文引用)
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 これ一冊で、おそらく生活のあちこちが「確実に良い方向に」変わっていくだろう。

 料理、洗濯、掃除、勉強、スポーツ、そして仕事・・・今まで漫然と行っていたものを、「段取り」というエッセンスを入れるだけで、全てうまくいくような気がしてくる。そして、実際にうまくいく。
 本書は、内容そのものは地味だが、生活を華麗に変革する力を持っている力をもつ、偉大な書である。
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 著者は、教育学者としてすっかりおなじみの齋藤孝氏。氏は「『段取り力』とは社会を生き抜く力」であると断定し、世の中のあらゆる場面に潜む「段取りの極意」に目を向け、その必要性を説く。



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齋藤孝の速読塾 齋藤孝

 私が本を素晴らしいと思うのは、著者が自分のためだけに時間をさいて、丁寧に解説してくれているからです。アリストテレスやドストエフスキーを家庭教師に雇おうと思ったら、お金をいくら積んでも不可能です。
(本文引用)
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 本書のタイトルは「速読『術』」ではない。「速読『塾』」である。
 よって、「速読・多読」を誰もができるような、非常に実践的な内容となっている。

 古今東西の賢者たちが、私たちに個別指導をしてくれるツール・・・それが読書。
 それを、人生という限られた時間で、できるだけ沢山するには、「速く読む」ことが欠かせない。

 本書は、そんな願いを叶えてくれる、夢のような講義である。
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 本書はまず、齋藤氏のこんな経験から始まる。全く読んでいない小説2冊について、急きょ書評コメントを求められたのだ。


 氏は、その依頼に対し「1時間半後なら話せる」と答え、すぐさま書店へ。1時間で2冊を読み切り、見事にコメントを出したのだという。
 しかもそのコメントも、単なる要約や感想ではない。
 「内容を咀嚼・要約し、さらにそこから新たな価値を付与して、オリジナルのアイデアや見方を生み出した」コメントを返したのである。

 齋藤氏はなぜ、短時間でそんなことができるのか。それはまさしく速読・多読訓練の賜物なのであるが、氏はその訓練法を惜しげもなく本書で披露している。

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プロフィール

アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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