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「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー 2019」ノンフィクションランキング入り3冊感想まとめ

 さて「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー 2019」について、「小説(単行本)」「小説(文庫)」のランキングはすでに公開。

 残すはノンフィクションランキングとなりました。

 そこで2019年・出色の3冊を紹介。
 「ダ・ヴィンチブックオブザイヤー ノンフィクション部門」でランキング入りし、さらに当ブログでもとりあげた3冊をご紹介します。

●「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」



「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」の感想はこちら


「ダ・ヴィンチ」の「ビジネス・教養部門」第1位。
私も読みましたが、「目からウロコ」という言葉は、本書のためにあるような一冊でした。

本書を読むと、世界の見え方がガラリと一変。
予想していたより希望をもつか、はたまた絶望するかはあなた次第!?




 「夢中になれる本を知りたければ、芦田愛菜さんに聞け!」
 そう言いたくなる、近年最高のブックガイドです。

 芦田愛菜さんの瑞々しい感想を読んでいると、どの本も欲しくなっちゃう!
 ちなみに「親塾」などでおなじみ、「子どもの学力アップ請負人」のひきたよしあき先生も、本書を絶賛しています。



 家族全員、心ゆくまで活用できる「最強ブックガイド」ですよ。


●「日本が売られる」堤未果



「日本が売られる」堤未果の感想はこちら


 タイトルは比喩的なものかな?」と思ったら、あにはからんや、本当に「日本が売られて」ました。
 特に汚染土ビジネスの実態には驚愕。
 知りたくなかった、でも知って良かった事実が、これ一冊に収められています。

 いかがでしたか?
 いずれ劣らぬ「今、ぜひ読みたい一冊」ばかり。

 もうすぐ年明け。
 この3冊を読めば、生き方・働き方・世界の見方をさらに磨きあげて、新年を迎えられますよ。
 

「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー 2019」ランキング入り本感想まとめ(文庫部門)

 前回の記事では 「ダヴィンチ ブックオブザイヤー2019」、小説(単行本)ランキングをご紹介しました。



 そこで今回は、「文庫部門」の感想をまとめてお届け!
 
 「単行本では買わなかったけど、文庫になったら買おうかなぁ・・・」と思っていた本、誰にもきっとありますよね。

 今回は当ブログで紹介した本のうち、「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー 2019 ~文庫部門~」にランクインした本を挙げていきます。
 
●「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー 2019」文庫部門
第1位

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「ダヴィンチ」ブックオブザイヤー2019。ランキング本感想まとめ

 「ダヴィンチ」ブックオブザイヤー2019が発表されましたね。



 当ブログで紹介した本も、ランキングに続々登場!
 
 「今年面白かった本」が一気にわかるように、「感想まとめ記事」を作りました。

 「年末年始、どんな本を読もうかな」
 「外れ無し!で面白い本を読みたいな」

 お正月休み、充実した読書タイムを過ごしたい方、ぜひご参考になさってくださいね。

●「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー 2019」第1位

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BRUTUS「危険な読書」特集から「私もおすすめランキングベスト5」を紹介。

 雑誌「BRUTUS」2019年1月1・15日号は、「危険な読書」特集。



 「人生変えちゃうかもしれないあの1冊」を、様々な分野の「一流読書人」が紹介していく。
 (個人的に、角幡唯介さんの対談も載っているのが嬉しい!)

 「危険な読書」というだけあり、書店で買うのはややためらう本ばかり。
 
 「こんな本、レジに持って行って、変な人と思われないかな」
 「こんな本を手に取っているところを知り合いに見られたら、翌日から距離置かれるかも」

 本書でおすすめされてる本は、そんな「ヤバイやつ」ばかりである。

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 でもだからこそ、「危険な読書」特集は読む価値あり。
 
 読書の魅力とは、自分に合わない靴で出かけることができること(と、以前大作家が言っていたような気がする)。

 「危険な読書」特集で紹介されている本は、主にノンフィクション。
 なかでも、普通に生活していたら、まず経験し得ないことを描いた本ばかり。
 よって、読書の醍醐味を存分に味わえる本を大量に知ることができるのだ。

 本にもっと刺激を受けたい人は、ぜひ「BRUTUS」を手に取っていただきたい。
 
 さて、そんな「BRUTUS」の特集をしみじみと読んでいたら、「これ私も好き!」と叫びたくなる本がポロポロあった。
 
 いずれも身を乗り出し、息をするのも忘れて一気読みした本だ。
 
 ここでは、そのなかでも「おすすめの5冊」をランキング形式でご紹介。
 「人生変えちゃう本」を選ぶ際の参考になれば、幸いである。

第5位:「サピエンス全史」


※レビューはこちら↓
●「サピエンス全史上巻読み中。常識も善悪も覆り、メカラウロコがボロボロ
●「サピエンス全史上下巻読了し、「今読むべき1冊と再確認。「差別」の解説が心に刺さります。」

 「サピエンス全史」を読むと、身近な人間関係が違って見えてくる。
 あなたの近くにも、こんな人がいるのでは?

 「スピーカー」と呼ばれる噂好きな人。
 「私の方が上」と主張したいのか、無駄にマウンティングしてくる人。

 もしそんな人にイライラしているのなら、今すぐ「サピエンス全史」を読もう!

 「ああ、サピエンスである限り仕方ないのだな」「サピエンスを守る必要悪なのかもしれないな」

 そんな思いがわき起こり、次に会った時には笑顔で「ごきげんよう」と言えるだろう。

 ちなみに「BRUTUS」では「サピエンス全史」kindle版を紹介。
 ハードカバー上下巻で重いため、kindleで読むのに向いているであろう。(私は紙で読んだが・・・)



第4位:「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」



※レビューはこちら↓
●AIに勝てるのは「あの能力」がある人だけ?新井紀子著「AI vs. 教科書が読めない子どもたち

 今年最も話題をさらった一冊。
 私には小学校高学年の子どもがいるため、とても他人事とは思えず読みふけった。
 とりあえず私自身は、本書に載っている読解問題は全て解けてホッ・・・。
 
 いや、私のことはどうでもよい。

 今後、わが子の未来を明るくするにはどうすればよいか。
 本書は厳しい現実を突きつけながらも、明確に道筋を与えてくれている。
 
 幼児教育無償化で、習い事にお金をかける世帯が増えそうだが、まずそのお金を本書に向けたほうが良い。
 習い事の月謝よりずっと少ない金額で、子どもの人生全体を支える力をつけてくれる。
 「買って損なし」とは、まさに本書のためにある言葉だ。

第3位:「ホワット・イフ? 野球のボールを光速で投げたらどうなるか」



※レビューはこちら↓
●ホワット・イフ? 野球のボールを光速で投げたらどうなるか ランドール・マンロー著

 カチカチに硬くなった頭を、ドカーンと破壊してくれるスゴ本。

 昨今、テレビで「池の水全部抜く企画」をやっているが、本書がやろうとしているのはそんなレベルではない。
 マリアナ海溝の底に排水溝を作り、「地球の水全部抜く企画」を考えちゃう本なのだ。
 その結果予想される、意外な世界の勢力図には思わず首肯。
 冗談のようで、結構、いや大真面目な「知的好奇心刺激しまくり本」なのだ。
 
 「Wikipediaのプリントアウト問題」も必読。
 常に変更・編集が加えられてるWikipedia。
 さて、全て印刷するにはプリンターは何台必要?

 頭をうーんと柔らかくしたいなら、「ホワット・イフ」に勝る本はそうそうない。


第2位:「軌道 福知山線脱線事故 JR西日本を変えた闘い」



※レビューはこちら↓
●「軌道 福知山線脱線事故 JR西日本を変えた闘い」感想。今まで読んだノンフィクションで文句なしに最高。

 2018年、本屋大賞ノンフィクション部門ノミネート作品。

 2005年の福知山線脱線事故で家族を失った男性。
 彼がJR西日本に毅然と向き合い、再発防止に歩き出す経緯を綴っている。

 本書を読むと、「責任の押しつけ合いは何の解決にもならない」ことがよくわかる。
 「あの事故が起きたのはあいつのせい」と思っている限り、再発は防げない。
 「あんな事故さえ起こらなければ」と歯をギリギリさせつつも、誰かに責任をなすりつけている間は、「あんな事故」はまた起こってしまうのだ。

 本書の素晴らしさは、そんな「責任の押し付け合いの虚しさ・無意味さ」を世に知らしめている点。
 企業と遺族が手を取り合い、共に「原因究明」に乗り出す態勢が再発防止になる。
 その信念が徹底している点だ。

 よって本書は鉄道事故に限らず、様々な事故・事件・不祥事に重ね合わせることができる。
 あらゆる組織の「負」の部分が出て来たら、必ず参考にしたい名著である。

第1位:「自分の体で実験したい 命がけの科学者列伝」



※レビューはこちら↓
●「自分の体で実験したい 命がけの科学者列伝」レスリー・デンディ、メル・ボーリング

 「BRUTUS」危険な読書「セルフ・人体実験」部門で、筆頭に挙げられていた本。
 私も本書はもうホンットに大好きで、色んな人に薦めまくっている。
 
 もういきなり表紙から「面白さ臭」がムンムン。
 ちなみに表紙の絵は、「消化」について試した科学者を描いたもの。
 レントゲンがなく胃腸の様子を見られなかった時代に、パンを布に包んで飲み込む実験を開始。
 
 袋を二重にしてみたり、木製の筒に食べ物を入れてみたりと様々な方法で飲み込み、胃腸の様子を探っていく。

 刺激的なタイトルに見えるが、刺激的でも何でもない。
 まんま「自分の体で実験している」のである。

 人間がどこまで熱に耐えられるかを知るために、英国紳士たちがあぶり焼き寸前になる実験も必読。
 
 本書の最後に「良い子はまねしないように」と書かれているのにも吹き出した。

 トンデモ本に思えるが、本書を読むと生活がガラリと変わる。

 命がけで研究をした先人たちに報いるためにも、健やかな生活を心がけよう。
 病気にかかったら、自己判断せず真面目に治療を受けよう。
 そんな気に、本当になってくる。

 家族の健康が不安な人は、リビングのテーブルに本書をポンッと置いておこう。

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 2018年もいよいよ終わり。
 実家でのんびりと本を読む人もいるだろう。

 そんな時は、ぜひ「危険な読書」を。
 固定観念・思考回路が根底から揺さぶられ、実に爽やかな気持ちで新年を迎えられるだろう。 
 

あれから4年 ~これまで読んだ、東日本大震災に関する書籍~

 今年も3月11日を迎えた。これからもずっと、おそらく一生、あの日を忘れることはないだろう。
 そこでこの度、この4年間に読んだ「東日本大震災に関する本」をまとめてみた。
 (※一部、東日本大震災を描いたものではないが、震災を考えるうえで参考になる本も含む。)
_______________________________________

「希望の地図 ~3・11から始まる物語~」重松清

 不登校の中学生とフリーライターが被災地をめぐる、ドキュメントノベル。
 「復興」とひと言で言っても、実にさまざまな形があることがわかる。
 また「期待」「夢」「希望」といった言葉から、被災地と、その周囲との意識のズレを露わにしており目が覚める。





「天災から日本史を読みなおす ~先人に学ぶ防災~」磯田道史

 江戸時代を中心に、地震・津波の際に人々がどのように対応してきたかを詳しく解説。
 そこから得られる教訓は、充分現代に適用できる。一家に一冊置いておきたい良書。

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2014年の、面白かった本ランキング

 あけましておめでとうございます

 年が明けてから、こんな記事もどうかとは思うのですが・・・とりあえず昨年読んだ本の「面白かった」ランキングをつけてみました。
 なお、2014年に刊行されたものに限らせていただきます。
________________________________

●小説部門

第1位 後妻業  黒川博行
 書店で表紙の迫力に圧倒され、即購入。その勘は見事に当たり、あまりの面白さに一気に読んだ。
 タイトル通り「高齢者の後妻におさまることで財産を奪うことを仕事とする者」の話なのだが、まさかこの本を読んだ数か月後に“本物”が登場するとは・・・。「世の中は広いものだ」と、変に感心してしまった。


第2位 ナオミとカナコ  奥田英朗
 「奥田作品にハズレなし!」の法則を、さらに揺るぎないものにした大傑作。完全犯罪って難しいものなのねん。


第3位 サラバ!  西加奈子
 上下巻計800頁の大作だが、全く長さを感じることなく酔いしれるように読んだ。最後の最後で見えてきた、この小説の本当の姿には思わず膝を叩いた。こういうの大好き。


第4位 透明な迷宮  平野啓一郎
 人には様々な姿があり、誰もそれを全て知ることなどできない。しかしそれはもしかすると、とても幸せなことなのかもしれない。そんなことに気づかされた。


第5位 そして、星の輝く夜がくる  真山仁
 昨年は、「人助けとは何か」について考えることが多かったのだが、この小説はそのヒントを与えてくれた。ぜひドラマ化してほしい作品。


第6位 キャプテンサンダーボルト  阿部和重・伊坂幸太郎
 エンタテインメント小説、ここに極まれり!ストーリーにドキドキしながら、「子どもの頃に好きだったものって、一生忘れられないものなんだな・・・」と感慨に浸ってしまった。


第7位 満願  米澤穂信
 久しぶりに「ミステリーって面白い!!」と驚嘆した作品。それも短編集であるため、その喜びをドッカンドッカンと何発も味わうことができた。大感謝。


第8位 銀翼のイカロス  池井戸潤
 おなじみ半沢直樹シリーズ。今回は頭取が魅せてくれます。ぜひ木村佳乃さん主演あたりでドラマ化していただきたい。


第9位 川あかり  葉室麟
 三谷幸喜さんの演出で舞台化(あるいは映画化)しれくれないかなぁ。一見悪者に見える人たちが、1人の善人のために力を合わせる・・・こういう物語って、もう単純に“好き”!


第10位 クラスメイツ  森絵都
 クラスメート1人1人が、各1章ずつ主役となる連作短編集。大人にはわからない、子どもたちのプライドや苦しみがビシビシ伝わってきた。愛すべき一冊。


●ノンフィクション部門

第1位 青い光に魅せられて  赤﨑勇
 ノーベル賞受賞者・赤﨑勇教授による、青色LED開発物語。物理がわからなくても感動できる。どんなに周囲に認められなくても、焦らず腐らず自分の道を信じて歩くことが、どれほど素晴らしいかがよくわかる。


第2位 未来のだるまちゃんへ  かこさとし
 半生記を読み、これほど泣いたことはない。名作絵本の裏に、これほどの思いが込められていたとは・・・。「戦争は絶対にしてはいけない」と、思わずにはいられなくなるエッセイ。


第3位 光とは何か  江馬一弘
 とにかくわかりやすい。この本のおかげで、私も子供も俄然「光」に対する興味がわいた。こういう本が、子どもたちに科学の面白さを伝えてくれるのだな、と感動した。


第4位 ヒトラー演説  高田博行
 著者の執念がすごい。ヒトラーはどんな言葉を多用し、そしてその言葉をどのように発音していたかをとことん追究。それを通して、人々を熱狂させる演説のメカニズムにズイズイ迫る。読み応えたっぷり。


第5位 ハンナ・アーレント  矢野久美子
 全体主義というものの恐ろしさを、多角的に分析した一冊。「ヒトラー演説」と併せて読むと、なお面白いかも。


第6位 小学4年生の世界平和  ジョン・ハンター
 こんな授業を受けてみたい。子どもたちの力に感動。


第7位 賢く生きるより辛抱強いバカになれ  稲盛和夫・山中伸弥
 山中伸弥教授の、管理者としての心遣いに涙が出た。優れた科学者は、人としても一流なのだと感服した。


第8位 紙つなげ!彼らが本の紙を造っている  佐々涼子
 「東日本大震災」という災害が、いかに強大で凄惨なものだったかがわかる。


第9位 イベリコ豚を買いに  野地秩嘉
 これを読み、お歳暮はイベリコ豚にした。


第10位 宇宙に挑むJAXAの仕事術  宇宙航空研究開発機構
 「心から信頼できる人と一緒に仕事をする」ということが、仕事の質を上げるということがよーくわかる。
_______________________________

 読んでいる本が面白いと、毎日が楽しいですよね。
 今年もじゃんじゃん本を読み、心弾む日々を送りたいと思います。
 そして、そんな幸せをくれた本を、一冊でも多く皆様に紹介していく所存です。

 というわけで、本年もよろしくお願い申し上げます。
プロフィール

アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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