大人の友情 河合隼雄
評価:★★★★★
友情を支える互いに共有するものが、目的や理想でないとすると、それは「生きていること」とでも言いたくなってくる。「お前も生きているのか、俺も」と言いたいような感じ。「お互い、生きててよかったな」というものが伝わってくる。
(本文引用)
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本書では、多種多様な友情の形を通して、真の友情を長続きさせるための“ちょっとしたコツ”を伝授していく。
友情を支える互いに共有するものが、目的や理想でないとすると、それは「生きていること」とでも言いたくなってくる。「お前も生きているのか、俺も」と言いたいような感じ。「お互い、生きててよかったな」というものが伝わってくる。
(本文引用)
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「友情って何だろう? 友だちって何だろう?」ふと、そんな疑問を持つ人は多いのではないだろうか。
私も、学生時代の友人や、大人になってから仲良くなった人と心地よい時間を過ごすたびに、「友だちって嬉しいな、楽しいな。・・・ところで友だちって、友情って何だろう?」と小首をひねってしまう。
なかでも、疑問の針が最大に振れるのは、自分が友だちを不愉快にさせた可能性があるときだ。
長年付き合っていると、そんなことが互いに一度や二度はある。それでもなお、私はかけがえのない友人と、四半世紀以上も友だち関係を継続できている。果たして、それはなぜなのか。
そして、もしこれから友だちに対して憎悪の感情を持つときが来たら、どのように対処すればよいのか。
私も、学生時代の友人や、大人になってから仲良くなった人と心地よい時間を過ごすたびに、「友だちって嬉しいな、楽しいな。・・・ところで友だちって、友情って何だろう?」と小首をひねってしまう。
なかでも、疑問の針が最大に振れるのは、自分が友だちを不愉快にさせた可能性があるときだ。
長年付き合っていると、そんなことが互いに一度や二度はある。それでもなお、私はかけがえのない友人と、四半世紀以上も友だち関係を継続できている。果たして、それはなぜなのか。
そして、もしこれから友だちに対して憎悪の感情を持つときが来たら、どのように対処すればよいのか。
本書では、多種多様な友情の形を通して、真の友情を長続きさせるための“ちょっとしたコツ”を伝授していく。