「サッカーボールの音が聞こえる」感想。オリパラに向けて必読!本当のバリアフリーがここにある。
評価:★★★★★
「おにいちゃんはね――」
宏幸は、眼の高さまでボールを上げてみせた。
「ほんとうに、眼が見えなくなっちゃったんだ。でもね、眼が見えなくても、サッカーはできるよ。だって、ほら」
宏幸は、両手で軽くボールを揺すった。
(本文引用)
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「おにいちゃんはね――」
宏幸は、眼の高さまでボールを上げてみせた。
「ほんとうに、眼が見えなくなっちゃったんだ。でもね、眼が見えなくても、サッカーはできるよ。だって、ほら」
宏幸は、両手で軽くボールを揺すった。
(本文引用)
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2020年オリンピック・パラリンピックに向けて、ぜひ読んでおきたい一冊。
映画化プロジェクトも始まっているらしい。
実現することを心から、心から強く願っている。
本書はブラインドサッカー元日本代表・石井宏幸氏を描いたノンフィクション。
片目ずつ光を失い、ブラインドサッカー日本選手権を発足。
絶望から希望を見出すまでの、軌跡の物語だ。
本書の魅力は、「主人公だけに焦点を当てていない」こと。
石井氏の奮闘ももちろんだが、石井氏を囲む仲間の心が色濃く描かれている。
映画化プロジェクトも始まっているらしい。
実現することを心から、心から強く願っている。
本書はブラインドサッカー元日本代表・石井宏幸氏を描いたノンフィクション。
片目ずつ光を失い、ブラインドサッカー日本選手権を発足。
絶望から希望を見出すまでの、軌跡の物語だ。
本書の魅力は、「主人公だけに焦点を当てていない」こと。
石井氏の奮闘ももちろんだが、石井氏を囲む仲間の心が色濃く描かれている。