「夏の災厄」あらすじ感想。医療従事者の方々に心から感謝したくなる、迫力の一冊。
「たとえばさ、極端な話なんだけど、この患者さんが実は伝染病だったとしたら、どうするの? 教えてもらえなかったここの診療所は、汚染されていたりするわけでしょ」
(本文引用)
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篠田節子著「夏の災厄」は、徹底的に医療関係者の立場から書かれたエピデミック小説。
特に看護師の視点から描かれているのが、本書の特徴。
医師と市民を結ぶ「看護師」ならではの鋭さで、疫病の本質に斬り込んでいく。
(本文引用)
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「夏の災厄」を読み、ハタと気づいた。
新型コロナ肺炎が「今までにない病」とわかるまで、医療従事者の方々は患者と接していたということ。
まだフェイスシールドやビニール幕もない状態で、「ただの風邪」と思い病院に来た患者を、親身に診察・看護。
中には、患者から感染・重症化し、「この病気はいったい何? 今までと何か違う・・・」と苦しんだ医療従事者もいるであろう。
今、医療従事者の方々に対する感謝の言葉が上がっている。
しかし振り返れば、本当に本当にごくごく初期から、医療従事者の方は命がけで、人々を救いつづけてきたのだ。
新型コロナ肺炎が「今までにない病」とわかるまで、医療従事者の方々は患者と接していたということ。
まだフェイスシールドやビニール幕もない状態で、「ただの風邪」と思い病院に来た患者を、親身に診察・看護。
中には、患者から感染・重症化し、「この病気はいったい何? 今までと何か違う・・・」と苦しんだ医療従事者もいるであろう。
今、医療従事者の方々に対する感謝の言葉が上がっている。
しかし振り返れば、本当に本当にごくごく初期から、医療従事者の方は命がけで、人々を救いつづけてきたのだ。
篠田節子著「夏の災厄」は、徹底的に医療関係者の立場から書かれたエピデミック小説。
特に看護師の視点から描かれているのが、本書の特徴。
医師と市民を結ぶ「看護師」ならではの鋭さで、疫病の本質に斬り込んでいく。