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「ワークマンはなぜ2倍売れたのか」感想。こりゃ売れるはずだよ!「人がお金を出す秘密」満載の一冊。

目指すは「ワークマン、また変なことやっているな」と思われる演出だという。
(本文引用)
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 「ワークマンはなぜ2倍売れたのか」。

 「本当に、なぜでしょうね?」という疑問から、本書を手に取ったが、読んで納得。

 「こりゃ売れるはずだよ!」

 結論から言うと、ワークマンは「ワクワクさせてくれる」から売れるのだ(決して駄ジャレではない)。

 本書は、そんな「ワークマンのワクワクの謎」を徹底究明。

 ワークマンファンなら「そうそう! だからワークマンに行っちゃうんだよ!」と思わず首肯。


 なかには「そんな戦略が隠されていたとは・・・。はめられた!」と苦笑する人もいるかもしれない。

 いずれにしても、本書を読めば「ワークマンのワクワク探求」には脱帽するはず。

 人々を徹底的に喜ばせようとするワークマン魂、いやはや・・・恐れ入りました。

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「あなたのいるところが仕事場になる」感想。テレワーク成功企業「2つのコツ」とは?

 在宅勤務制度は、社員に対する福利厚生の一環ではなく、「普通の働き方の選択肢の一つ」として捉えることが、成功への第一歩であると考えています。
(本文引用)
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 本書は「テレワークがうまくいった実例集」である。

 実は本書が書かれたきっかけは、2020年・東京五輪。
 東京オリンピックが開催されたら、交通機関も街も混雑し、テレワークが必要になるだろう・・・とのことで書かれたようだ。

 ところが実際に2020年が来てみたら、「別の理由」でテレワークが脚光を浴びることに。

 「著者の方は、まさか感染症でテレワークが注目されるとは思っていなかっただろうなぁ・・・」としみじみした。

 だがそれはつまり、様々な面で「テレワーク導入は不可避」ということ。

 
 「五輪」「感染症」という格別な理由だけではない。

 育児・介護・健康上の都合など「誰でも普通に直面する、ごくごく身近な問題」を考えても、「会社以外の場所で働ける」ようにするのは必要。

 いや、会社も含めて「自分にとって働きやすい場所で働くのが当然な社会」にすることが、今求められているのだ。

 しかし今回、いざテレワークを始めてみて、思わぬ問題が勃発した企業もあるだろう。

 本書は、そんな「テレワーク問題」の処方箋。

 豊富な事例で、「もう働けない」を「まだ働ける!」に変える方法を解説する。

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「ビジネスマンのための解決力養成講座」感想。コロナで決断を迫られた時、メチャクチャ役に立った一冊。

 ひとりでも、「被害の拡大を防ぐ」ではなく、「原因を調べてみます」と答える人がいたら、アウト!(本文引用)
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 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、苦渋の決断を迫られた人、多いのではなかろうか。
 今現在、決断を迫られている真っ最中の人もいることだろう。

 私自身、あるイベント開催について、2月中旬から悩みに悩んだ。
 会費集金日が迫っていたため、何とか「その前」に決めたかった。

 結果、同実行委員の方々の知恵、洞察力、冷静な判断、勇気、行動力のおかげで迅速解決。
 集金前に「中止」を周知し、後のトラブルを避けることができた。

 さらにイベント中止の報告をした後も、周囲の方々から温かな言葉をいただいた。
 
 緊急事態のなか、全くトラブルのない「後悔0%」の解決をみることができたのだ。


 今ふりかえると、ごく限られた時間で、最良の判断ができたのは奇跡のようだが、その「奇跡」をくれたのが本書。
 経営コンサルタント・小宮一慶著「ビジネスマンのための解決力養成講座」。

 不測の事態が起きたとき、私たちはどう解決すべきか。
 見当違いの策を弄せば、火に油を注ぐ事態に。

 そんな大炎上を避けるためには、私たちはどうすべきか。

 新型コロナウイルス感染拡大で、今、「決断」を迫られている人には本気でおすすめ。

 「今まで、何を迷っていたのだろう!」と、目の覚める思いで「最良の解決」にまっすぐ進むことができるだろう。
  

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「売れる広告 7つの法則」内容感想。今年こそ節約したいあなたにおすすめ。広告の「勝ちパターン」を知り「ついポチ」防止。

 おしるこだけをずっと飲んでいると、次第に甘みがよく分からなくなるが、塩昆布で一旦しょっぱさを味わうと、おしるこが一層甘く、美味しくなる。
 これらと同じで、人間には差が大事なのだ。

(本文引用)
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 「またポチっちゃった・・・」

 ネット通販で買い物をするたびに、「あああああああ!!」と後悔の念にさいなまれる人、多いのではないだろうか。
 ネット通販がやめられず、クレジットカードの請求額にビクビクしている人も少なくないだろう。

 それなら「ネットショッピング」の締めくくりに、本書を購入してみては?

 本書では「ネット広告の勝ちパターン」を大公開。
 心電図から、「人はどんな広告を見た瞬間、買いたいと思ってしまうのか」を徹底分析する。

 「モノを売りたい人」はもちろん必読。
 そして「ネット通販で買い物しすぎてしまう人」は、もっと必読。

 
 敵(?)を知り己を知れば、百選危うからず。
 「売れるネット広告」の秘密を知れば、今度こそ節約できるだろう(たぶん)。

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荒木博行【世界「倒産」図鑑】感想。バイトしてた時から「危ない」と思ってた会社がやっぱり登場してた。

 多額のキャッシュを目の前に勘違いしてしまうと、「堕落」が始まるのです。
(本文引用)
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 大学時代、本書トップバッターの「倒産企業」でバイトをしていた。

 当時はまだ「そこに就職できたらすごい!」と言われ、内定者は就職セミナーで登壇。
 誇らしげな顔をして、就活体験記を話していた。

 しかしその時、バイト仲間の間ではささやかれていた。
 
 「ここ、危ないんじゃない?」

 よほど羽振りがよいのか、新店舗を次々展開。
 しかも「コンビニか」とツッコミたくなるぐらい、近距離に乱立しはじめたのだ。

 そのたびにバイト仲間も社員も、「大丈夫なの?」と首をかしげていた。


 イヤな予感は的中。
 
 それからほどなくして経営は傾き、民事再生法申請。
 私は「やっぱりね」と思ったが、世間では「衝撃のニュース」として報じられた。

 本書では、そんな「大企業の倒産」を徹底分析。
 誰もが知ってる優良企業が、確実に破滅に向かっていた過程を追跡。

 ビジネス版「失敗学のバイブル」である。

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「1坪の奇跡」。「行列のできる羊羹の作り方」は「幸せな人生の作り方」だった。

「少しずつ少しずつ前に出ていけば、いつか一番いいところに行ける。だから、急がなくていい。ただ、前に出ることだけは忘れずに」
(本文引用)
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 「自分にしかできないことを、自分にしか生きられない人生を、丁寧に生きよう」
 本書を読むと、そんな「生きるエネルギー」が沸々とわいてきます。

 「うまいもの」の激戦区・吉祥寺で、40年以上行列が途切れない店「小ざさ」。

 広さ1坪、支店はなし、商品は羊羹ともなかの2品のみ。
 究極のミニマム店にも関わらず、年商は驚きの3億円超。

 「小ざさ」のレジェンドは「経営のプロ」も目をむくもの。

 経営学者・坂本光司氏は「ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社」で「小ざさは、本物のなかの本物」と絶賛しています。

 「1個食べると2個、3個と手がのびる」
 「甘いものが苦手な夫が、オヤツのために会社に持っていった」
 口コミでも高評価が並ぶ「小ざさ」の羊羹。
 
 地方や海外から、泊りがけで買いに来る人もいるという「小ざさ」の羊羹。
 行列の整理券が高値で取引されたという、「小ざさ」の羊羹。
 
 なぜ「小ざさ」の羊羹・もなかは、人々を引き付けて離さないのか。
 
 本書では、「小ざさ」社長自ら「人気の秘密」を公開。

 「おいしさの秘密」はもちろん、「幸せな人生を送る秘密」まで、あんこのごとくミッチリつまってますよ。



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荒木博行著「ストーリーで学ぶ戦略思考入門」。意外なヒット商品に共通する「たった1つ」のこと。

市場のニーズを押さえるためには、ニーズから考えようとしてもうまくいきません。
(本文引用)
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 近々、著者・荒木博行さんの講座を聴く機会があるため購入。

 読んだらもう、「早く荒木さんの講座を聴きたい!」とワクワク倍増。
 
 仕事柄、多くのマネジメント本に触れてきましたが、本書はとにかく新鮮。
 3CやPPMなど、おなじみの用語があふれてるにも関わらず、「今まで読んだことない!」「こんな本初めて・・・」という興奮がわきあがってきます。

 市場も顧客も完璧に分析したつもりなのに、なぜ「売れない」のか。
 逆に、右肩下がりの業界で、なぜアノ商品はヒットしたのか。


 多くの事例から「失敗・疑問・悩み」を生む「隠れた原因」を徹底解明。
 さらに実際の商品から、「成功の隠れた原因」も大公開!

 「ビジネス本のとーーーーりにモノを売ってるのに、なぜ成果が上がらないの!?」
 そんな自暴自棄に陥ってる方、ぜひ本書を読んでみてください。

 高畑充希さんが「こんなの初めてぇ・・・」と目を見開いてつぶやく感覚で、突破口が煌々と見えてきますよ。

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プロフィール

アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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