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長岡弘樹「119」あらすじ感想。消防士版「教場」!焼けたからこそ浮かび上がる、残酷な真実とは?

 いまのところはっきりしているのは、それが、けっこうな無理をしてでも伏せたままにしておきたい過去らしい、ということだけだ。
(本文引用)
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 「教場」で長岡弘樹ファンになった方、お次は消防版「教場」はいかがだろうか。
 
 「119」が描くのは、消防士たちのミステリー。
 火災現場から見えてくるのは、隠しても隠し切れない「人間の思惑」。
 
 「焼けてしまえば証拠消滅」なんてとんでもない。
 焼けたからこそ、人間の画策がありありと浮かび上がるのだ。

 火災、自殺、事故・・・現場と被害者の行動から、消防士たちがハッと気づく「残酷な真実」とは?
 
 消防士として訓練された者だけがわかる、素人にはわからない「真相」とは?

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長岡弘樹「血縁」感想。「教場」ドラマを観たらコレ!なぜ家族の事件は「まともな人たち」が引き起こすのか。

二人の人間が協力すれば、たいていのことはできるのだ。それが、死んだ家族の復讐であっても。
(本文引用)
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 ドラマ「教場」、原作の「不気味な迫力」がしっかり再現されており、思わず拍手!
 そして改めて、「風間公親はキムタクしかいない」と認識。

 「教場2」のレビューで「風間公親を演じられるのは木村拓哉さんしかいない」と書きましたが、予想以上にピッタリで惚れ惚れしました。

 聡明さ・温かさ・厳しさ・人徳、そして年齢を問わず異性をひきつけるルックス。
 それらをすべて備えた風間教官は、まさに木村拓哉さんそのものです。(※私、別にキムタクファンではないのですが、今回ばかりは惚れました。)

 
 さて、ドラマ「教場」を堪能したら、次に読みたいのがこちら。
 警察学校から一転、長岡弘樹が家族を描いた短編集・「血縁」です。

 介護、相続、ひきこもり、肉親が巻き込まれる事件・事故・・・。

 警察学校の比ではないほど、闇が深すぎる家族問題。

 短編の名手・長岡弘樹が、7つの謎解きで「家族の愛憎」を暴き出します。

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「風間教場」。「教場」ファンだからこそ買うのを迷った一冊。果たして読んだ結果は?

 「その鰯の調理法と同じ手だよ。片方ずつ焼いたのさ」
(本文引用)
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 「風間教場」は「教場」シリーズ最新刊。

 「教場」好きなら飛びつきたい一冊だが、なかには迷ってる人もいるのでは?

 なぜなら「風間教場」は、シリーズ初の長編。

 「教場」は「短編の名手・長岡弘樹」の真骨頂。

 短編集ならではの「謎解き大行進」に、身悶えするファンも多いはずだ。


 しかし「風間教場」は一冊まるごと「章立てなし」の長編。
 「ええっ? じゃあ、謎解きは1個しかないの?」と落胆するファンもいるだろう。

 実は私も「長編」と聞き、本書の購入を迷った。
 「謎が1つしかないのなら、長岡弘樹のマジックを堪能しきれないな~」と、買うのをずいぶん躊躇した。

 しかし欲望に抗えず、「風間教場」を「えいっ」と購入。

 結果・・・「買って良かった!」の一言。
 何と「風間教場」、長編なのに短編よりも「謎解き」が多いという予想外の構成。
 
 1つの物語にちりばめられた「謎解き」は、さながらオリエンテーリングのチェックポイント。
 
 謎を解きながら、物語りを読んでいると、自分がRPGの世界に入り込んだ錯覚に襲われる。

 「風間教場」は「教場」ファンだからこそ、買うのをためらう一冊。
 しかし「教場」ファンだからこそ、「買って良かった!」と心底思える一冊だ。

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「教場0」。一冊で12回しびれる極上短編。タクシーが何度も曲がった驚きの秘密とは?

評価:★★★★★

 「物証ならある」
 風間が地図の上から糸をつまみ上げた。
 「・・・・・・その糸が物証だとおっしゃるんですか」

(本文引用)
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 「教場0」は「1冊で最低12回しびれる短編集」だ。
 
 なぜ1冊で12回しびれるのか。
 それは「教場0」が「警察OJT小説」だからだ。

 天才捜査官・風間公親が、ただひとり名推理を披露するわけではない。
 風間は門下の新米刑事に、独自の手法で「ヒント」を与える。

 そこでひよっこ刑事はひとひねり。
 「自殺」「事故」で片づけようとしたところを、風間のヒントで見事「事件解決」に導くのだ。

 だから「教場0」は、1冊で最低12回は、推理にしびれる。
 風間の粋なヒントで1回。
 ヒントから着想を得た新米刑事が、答を引き出しもう1回。



 6話の短編集だから、2×6=12回、ミステリーの面白さに悶絶できるのだ。

 しかも「教場0」は6編すべて、「異能レベル」の面白さ。
 登場する犯人たちは、そんじょそこらのミステリーよりハイレベル。
 計画が緻密で、普通の刑事なら、自殺・事故・完全犯罪・迷宮入りになってもおかしくない強者ぞろいだ。

 そこを風間が、凡人離れした着眼点で容疑者を特定。
 門下刑事にそっとヒントを与え、「驚きの物証」を発見。
 
 図太い容疑者を、異能レベルの着眼点で「もう逃げられない」と追い込む場面は実に爽快だ。

 「教場0」のなかでも、特にシビれたのが、第一話「仮面の軌跡」。

 主人公・日中弓は、百貨店勤務の女性。
 ホストクラブ経営者の芦沢と交際している。
 
 しかし弓は大企業御曹司と婚約中。
 芦沢に別れを切り出すが、事情があってなかなか別れられない。
 
 弓は一計を案じ、仮面をかぶって芦沢とタクシーに。
 タクシーの中で、弓は静かに芦沢を殺害。
 決して痕跡を残さぬよう、タクシーを降りたつもりだったが・・・?

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 この事件の「物証」には、思わず「ああっ!」。
 実際の事件では、本当にこんな物証は認められるのかな?
 だが「動かぬ証拠」であることは間違いない。
 
 「仮面の軌跡」の「物証」は、古今東西ミステリー史上類を見ないもの。
 第一話を読めば、「こりゃ確かに1冊で12回しびれるわ!」と納得できるであろう。

 「教場」は2020年お正月にドラマ放送。
 異能の天才捜査官・風間を、木村拓哉がどう演じるのか。
 そして風間のもと、新米警察官はどのように成長していくのか。

 今から2020年の年明けが、楽しみで仕方がない。
 (※「教場」「教場2」のレビューもごらんください。)

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ドラマ「教場」を100倍楽しむなら「教場2」!こりゃ主役はキムタクじゃないと・・・と納得せざるを得ない一冊。

評価:★★★★★

 「相手が尊敬に値する人物だと思えば、容疑者も自供しようという気になるものだ」
(本文引用)
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 2020年お正月に、2夜連続でドラマ放送される「教場」。
 キャストを見るかぎり、「教場2」の物語も放送されるようだ。
 
 さて、ここでドラマ「教場」を100倍楽しむ方法を伝授したい。

 それは本書「教場2」を読むこと。
 極端に言うと、「教場」よりも「教場2」を読むのを断然おすすめする。

 なぜなら主役のキャスティングに納得できるから。

 ドラマで主役を演じるのは、木村拓哉さん。
 「教場」だけ読むと、「えっ?キムタク? ちょっと若すぎない?」と違和感を覚える。


 ところがどっこい。
 「教場2」を読めば、「これはキムタクしかないわ~」と納得納得、大納得!

 はっきり言おう。

 主役・風間教官は、キムタクじゃないとダメ!
 特に本書第四話「敬慕」は、木村拓哉さんじゃないと成り立たない。

 キムタクだからこそ、登場人物の複雑心理や、「ハッ」と息をのむ結末に納得できるのだ。
 
 「教場」しか読んでいない人は、ドラマの楽しみも半減。
 ドラマ「教場」をどっぷり楽しむなら、「教場2」は必読だ。

 (※「教場」のレビューはこちら)
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■「教場2」あらすじ



 舞台は警察学校。
 第百期の生徒たちが、退校処分にドキドキしながら厳しい訓練を受ける。
 
 百期の生徒のなかに、一人変わり種がいた。
 生徒の名は桐沢。
 彼は内科医から警察に転向したという、珍しい経歴をもっていた。

 元医師だけに頭が切れ、将来を嘱望される桐沢だが、ある日大きなミスをおかす。

 何と警察手帳を紛失。

 手帳の紛失は即退校。
 
 しかし状況から見て、盗難の可能性が高い。

 ある日、教官の風間は、桐沢に宿題を出す。

 容疑者から情報を聞き出すには、どんな訊問方法が効果的か。

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 その宿題から、手帳盗難の謎が明るみに・・・!
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■「教場2」感想



 ドラマを楽しむには「教場2は必読!」と書いた。

 しかしドラマ云々を抜いても、「教場2」は読んだほうがよい。

 ずばり「教場」より良い。
 謎にいっそう深みが増し、推理の切れ味もスパッと鋭い。
 しかも人間味たっぷりで、読んでいて非常に気持ちが良い。
 
 「教場」も面白かったことに、かわりはない。
 だが描写が克明なだけに、自分まで「ふるい」にかけられる強迫観念に襲われ、読むのがつらかった。
 
 しかし本書は読んでいて、実に楽しかった。
 
 生徒たちがみるみる、嫉妬を克服。

 依然、妬み嫉みはあるものの、物語が進むにつれ「嫉妬の醜さ」を知ることに。
 風間の指導のもと、己の浅はかさ・愚かさを悔い、警察官・人間としてグンと成長していくのだ。

 人間心理を巧みについた謎解きも、心臓がウズウズする面白さ。
 「へぇ~、そうなんだ!!」「人間って、そういう風に答えちゃうのね~」とビックリフムフム。

 まるで手品のタネ明かしを見ているようで、「次はどんな心理マジックを見せてくれるのかな?」と、一話一話悶絶するほどワクワクした。

 心理マジックの点で特に秀逸なのは、第三話「罰則」。
 「香りと記憶」を結びつけることで、「完全犯罪」が崩壊する物語。

 バレないと思っても、何がきっかけでバレるかわからない。
 「悪いことはできないものですなぁ~・・・」と、思わず深く息を吐いた。

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 そして冒頭で書いた第四話「敬慕」。
 「敬慕」を読めば、「こりゃ主役は、キムタクしかないわ!」と誰もが思うはず。

 「教場」が連ドラになったら、「HERO」の久利生公平のような「キムタクの当たり役」になるだろう。
 
 2020年のお正月に、ぜひとも観たいドラマ「教場」。
 「教場」しか読んでいない方は、ぜひぜひぜひぜひ「教場2」も読んでいただきたい。
 
 キャストがいかに「ドンピシャリ!」かが丸わかり。
 ドラマが何百倍も楽しくなる。

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長岡弘樹「教場」。2020年ドラマ化って本気?いちばん怖い「アノ話」は放送するのか?

評価:★★★★★

 「学校側の締め付けが続くと、いずれはどんなことが起きると思う?」
(本文引用)
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 ついに恐れていたことが起きてしまった。
 「教場」をドラマ化するという。
 しかもお正月に。

 その一報を聞いたとき、「えっ?ええええ?・・・ホンキ?」と耳を疑った。

 厳しい警察学校の、学生同士の足の引っ張り合い。
 しかもどれも「犯罪」の域。
 相当グロテスクで、これが映像になると思うとバーッと鳥肌が立つ。

 と言いつつ、キャストを見たところ、いちばん「ヤバそう」な物語は放送しない様子(あくまで予想)。
 
 この記事では、「これはさすがにドラマ化しないだろう」という「最も震撼した物語」を中心に書いていく。



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■「教場」あらすじ



 舞台は警察学校初任科。
 
 生徒は「警察官になる」という希望に燃えて入学するも、一人、二人と消えていく。

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 苛烈な訓練と、規則による縛り。
 そしてライバル同士の足の引っ張り合い。
 はたまた規則破りスレスレの共同戦線。

 ちょっとの油断で蹴落とされ、「ふるい」にかけられる状況で、生き残るのはいったい誰か。
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■「教場」感想



 本書は6話からなる短編集。
 どれも主題は、生徒同士の腹の探り合い。

 あいつを出し抜くにはどうすればいいか。
 自分が罰を受けないようにするには、誰をいけにえにするか。

 目を覆いたくなる禍々しい人間模様が、全話みっちり濃厚に描かれている。
 「警察官同士でこんなことをしているの?」と思うと、人間不信で寝込んでしまいそうだ。

 なかでも恐ろしいのが、第三話「蟻穴」。

 鳥羽と稲辺は仲良し。
 蟻が部屋に入り込まないよう、一緒に瞬間接着剤で壁穴もふさぐ仲だ。

 ある日、稲辺は無断外出の疑いをかけられる。
 そこで鳥羽は、稲辺のアリバイを証明するよう求められる。

 確かに鳥羽は、稲辺のアリバイを証明できるのに、鳥羽はそれを否定。
 それには誰にも言えない秘密があった。
 
 裏切られた稲辺は、ある復讐を思い立ち・・・?

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 「教場」はどの話も戦慄するが、特にこの「蟻穴」は別格。
 ドラマ化されたら観たいような観たくないような。

 お正月ドラマで、この「蟻穴」が出てこないようなら、ぜひ原作を読んでみてほしい。
 人間のとてつもないおぞましさ」が、「蟻穴」には詰まっている。

 人間、夢をもつのは良いことだが、夢にしばられると、とんでもない過ちを犯す。
 夢を追うことばかりに夢中になり、そばにいる人間を蔑ろにすると、夢も友情も消える。

 「教場」は、そんな「夢にひそむ思わぬトラップ」を突き付けるのだ。

 考えれば考えるほど、「教場がお正月ドラマって本気の本気?」とただただビックリ。

 新春から暗~い気持ちになり、2020年は人間でいるのが嫌になりそうだ。

 さて、そんな泥濘ドロドロの人間模様を、キムタク演じる名教官がどう救うのか。

 2020年を爽やかに迎えるか、ドンヨリとした気持ちで迎えるか。

 すべては木村拓哉教官の肩に!

 ドラマ「教場」、めちゃくちゃ怖いけど・・・これは見届けないといけないなぁ。

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文庫版登場!「波形の声」。長岡弘樹は泣けるミステリーの帝王だ!


評価:★★★★★

 「私は犯人ではありません。はん」
 犯人は――そう続けようとした言葉を、梢はすんでのところで飲み込んだ。

(本文引用)
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 「先が読めないミステリーをじっくりと味わいたい」
 「とにかく泣ける小説を読みたい」

 そんなぜいたくな願いを同時に叶えてくれるのが、長岡弘樹だ。

 先日、「時が見下ろす町」でボロッボロに泣いたと思ったら、また泣かされてしまった。

 おとなしくて不器用な子どもと、何とか心を通わせようとする者。
 家族を支えているつもりが、実は支えられていたことを知る者。
 勝つことばかりを考えて、大切なものを見逃していたと気づく者。



 本書に収められているストーリーは、どれも真犯人はまるっきり同じ。
 その犯人とは、「心の曇り」だ。



●あらすじ


 本書は7篇からなる短編集。連作というわけではなく、それぞれが完全に独立した物語だ。

 表題作「波形の声」は、小学校が舞台のミステリー。
 補助教員の谷村梢は、中尾文吾という男性生徒を気にかける。おとなしく、いじめを受けやすいタイプの生徒だからだ。

 ある日、文吾は学校で堆肥の中に突き落とされる。梢はその事件を受けて、文吾の家を訪問しようとする。
 しかしその頃、文吾は自宅で何者かに襲われ、瀕死の重傷を負う。

 梢は警察や保護者たちに、犯人ではないかと疑われるが・・・?



●「波形の声」のここが面白い!


 とにかくこの短編集は、心のひだを震わせる。ミステリーでここまで泣かせるというのは、人情派ミステリー作家として定評のある著者ならでは、であろう。

 なぜこの短編主は、ここまで泣けるのか。
 
 それは驚くべき真相に加えて、小出しの伏線の全てが「泣かせる」材料となっているからだ。
 
 それは、助走のうまい陸上選手のようなものかもしれない。
 助走がうまいほど、飛んだ瞬間の爆発力は凄まじいものになる。

 本書に収められているミステリーは、どれも助走が巧みであるため、真相が明かされた瞬間の衝撃が大きい。つまり、それだけ「メチャクチャ泣ける」のだ。

 たとえば「波形の声」は、事件現場から「谷村先生」という声が聞こえたことから、梢が疑われる。
 その真相は全く予想もつかないものだが、それまでに小さな伏線がチョコチョコと存在する。
 そんな小さな小さな伏線が、真相につながっていたとわかった瞬間、誰もが滂沱のごとく涙を流すことだろう。

 第5話の「黒白の暦」も良い。

 秋穂と理花は、ともに食品会社に長年勤める女性だ。二人とも優秀な社員だが、秋穂は理花にライバル意識を持っている。
 実は秋穂は、理花よりも仕事が上手くいった日には白星、逆の場合は黒星をつけつづけているのだ。
 しかし秋穂は、仕事で大きなミスをしてしまう。

 この物語は、日常のちょっとしたミステリーが描かれている。警察沙汰になるような事件が描かれているわけではない。

 しかし、本書を読んでいると、凶悪事件であろうとなかろうと、「事件」の真犯人は同じということがよくわかる。
 
 犯人は、人間の形をしているとはかぎらない。真犯人は常に「人の心」である。
 
 そんなことを、この短編集はじっくりと教えてくれる。

 だから、このミステリーは泣ける。
 人間とは何と無様で美しい生き物なのか。そんなことを突き付けられ、何だか泣けて仕方がなくなるのだ。

 

●まとめ


 この「波形の声」は、究極の「人間賛歌ミステリー」と言えるだろう。

 どんな事件も犯人は、人を恨んだり妬んだり蔑んだりする心である。

 しかし、人間にはそれを剥がす力がある。
 それを全て剥がした先に、事件の真相は存在する。
 
 そしてすべてが明かされた後、生身の人間の心とはこんなに美しいものなのかと、思わず目を細める。

 本書は、そんなミステリー集だ。

 「謎解きで頭をスッキリさせたい」
 「泣いて泣いて、心を浄化させたい」

 そんな欲求が少しでもあれば、ぜひ手に取っていただきたい一冊である。

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プロフィール

アコチム

Author:アコチム
反抗期真っ最中の子をもつ、40代主婦の読書録。
「読んで良かった!」と思える本のみ紹介。
つまらなかった本は載せていないので、安心してお読みください。

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